新Siri、Safari・Music・TVに”深く統合”か。個別チャットボット計画から方針転換
Giannandrea氏退任で戦略変更、一貫したSiri体験へ。AI版Safari開発は一時停止
AppleはGoogle Geminiを活用した新Siriを、Safari、ミュージック、TV、ヘルスケア、Podcastsなど複数のコアアプリに深く統合する計画を進めている。Bloombergが報じた。
当初Appleは各アプリに個別のチャットボット機能を組み込む計画だったが、戦略を変更。機械学習・AI戦略担当上級副社長のJohn Giannandrea氏が退任したことを受け、より統合されたSiri体験の提供へ舵を切った。
野心的な計画から方向転換
Appleはこれまで「World Knowledge Answers」と呼ばれるプロジェクトを進めており、ChatGPTやPerplexityに対抗する独自のAI技術開発を目指していた。しかしこのプロジェクトは規模が縮小され、Appleは既存技術をGoogle Geminiに置き換える方針に転換している。
AI版Safariの刷新も主要な優先事項の一つだった。Gurman氏によると、PerplexityやOpenAIの新サービスに対抗するため、AI時代に完全対応した刷新版Safariの開発が計画されていたという。ドキュメントやデータの信頼性を評価したり、複数のソースから情報をクロスリファレンスしたりする機能が予定されていたが、これらの計画も現在は一時停止されている。
なおGurman氏によると、WWDC 2026までに開発が再開される可能性はあるとのことだ。またAIを活用したヘルスケア機能についても「白紙に戻された」と報じられている。
各アプリに統合される新Siri
当初の計画では、Safari、TV、ヘルスケア、ミュージック、Podcastsなど各アプリに独立したチャットボット機能を組み込む構想だった。しかしGiannandrea氏の退任後、Appleはより一貫性のあるアプローチへ変更。各アプリに個別のチャットボットを配置するのではなく、Geminiベースの新Siriを複数のコアアプリに深く統合する方針だ。
具体的にどのような体験になるのかはまだ明らかになっていない。ただし過去にAppleは、App Intentsを通じてSiriがアプリとどのように連携するかをデモンストレーションしており、その延長線上の機能が期待される。AppleとGoogleは今月、Gemini採用を正式発表しており、年間約10億ドル規模の契約を締結したと報じられている。新Siriの発表は来月にも行われる可能性がある。
なおAppleは2024年にApple Intelligenceを発表して以来、コアアプリへの新しいAI機能追加は限定的だった。最近の追加機能としては、Apple MusicのAutoMix機能やApple WatchのWorkout Buddy機能があるが、今年はこの状況が大きく変わりそうだ。
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