2017年以降、iOSアプリからウェブへの接続はHTTPSの使用が必須に!ウェブサイト運営者への影響は?!
ブログ・メディア運営者、注目!2016年中にウェブサイトのSSL対応は必須になるかもしれない。
TechCrunchによると、Appleは2016中にApp Storeに提出されるすべてのアプリを「App Transport Security(ATS)」に対応し、有効化することを必須条件にすることが明らかになった!
SSL対応(HTTPサイト)はアクセス激減の可能性?
これだけではピンと来ないかもしれないが、重要なのは下記。
App Transport Security(ATS)は、AppleがiOSに導入した機能だ。ATSが有効になっていると、Webサービスに接続するアプリはHTTPでなくHTTPSを使わなければならない。
via Webに接続するiOSアプリは2017年1月からHTTPSの使用が絶対条件になる、デベロッパーはご注意を | TechCrunch Japan
ウェブサービスに接続するアプリはSSL通信が必須になるということは、URLが「https://」で始まるウェブサイトでなければアクセスできない可能性があるということだ。単にアプリとサーバー同士の問題かもしれないが、セキュリティを重要視すると「WWDC 2016」で改めて宣言していたAppleだからこそ、HTTPサイトを斬り捨てる可能性もゼロではない。
念の為に言っておくが、何もAppleはウェブメディアを締め出そうとしている訳ではない。セキュリティの高いSSL通信を必須条件とすることによってセキュリティを高め、ユーザーの安全性を向上させることが狙いだ。
ATS自体「iOS 9」から導入されていたのだが、アプリ開発者で無効化する選択肢が与えられていた。2017年からはApp StoreにあるすべてのアプリはATSを有効化しなければならないと発表された。これにはFacebookもTwitterも各種ニュースアプリやキュレーションアプリも含まれる。一体どうなるんだ。
アプリからHTTPサイトにアクセスできなくなるというのはあくまでも可能性であり、どのようになるかはまだ分からない。ただ、遅かれ早かれHTTPS対応をするのであれば最低でも今年中には対応した方が良さそうだ。
【追記】ひとりぶろぐによると、開発者側が新しい設定キーをアプリ内に設定しておくことによってサードパーティーのアプリ内Webブラウザで現状と同様のWebブラウジングが可能になるはずだと指摘している。詳しくは以下からどうぞ!
(和洋風KAI via TechCrunch)