App Store、放置アプリを9月7日から削除へ!アプリ名は50文字までに制限
僕らユーザーにとってアプリは探しやすくなるだろうが、アプリ開発者によっては何かしら影響を受けるかもしれない。
Appleは2016年9月7日以降、App Storeにおいて長らく手入れされず放置されているアプリを削除することを発表した。また、アプリ名に最大50文字までという文字制限を設けることも明らかになった。
すべてはユーザーのため、アプリを探しやすくするため
以下に実施される2つの変更点について詳しく解説しておく。
放置アプリの削除ーー起動しないアプリは問答無用で削除
まずは放置アプリの削除から解説しておく。
実施されるのは2016年9月7日以降。すべてのカテゴリが対象となっていて、想定通り動作しないまたは現在のガイドラインに則っていないアプリは削除される可能性が高い。
対象アプリとして認定された場合、App Store TeamからApp Storeにアプリが掲載され続けるために必要な変更点が送られてくる。ただし、起動時にクラッシュするようなアプリは問答無用で削除される。
送られてきた変更点を対応するまでに与えられた猶予は30日間。30日間を過ぎた場合、変更点が反映されたアップデートを申請し承認されるまでアプリは一時的にApp Storeから取り下げられる。
アプリがApp Storeから取り下げられたとしても他のデベロッパーは同じアプリ名を使用することはできない。また、既にアプリをダウンロードしたユーザーは引き続きアプリを使い続けることができる。アプリ内課金も既存ユーザーには影響なく提供され続ける。
アプリ名は50文字までーーASO対策のやり過ぎ防止に
地味に多くのデベロッパーが影響を受けそうなのがアプリ名の文字数制限。今後、最大文字数は50文字までになる。
2. Performance
2.3.7 Choose a unique app name, assign keywords that accurately describe your app, and don’t try to pack any of your metadata with trademarked terms, popular app names, or other irrelevant phrases just to game the system. App names must be limited to 50 characters and should not include terms or descriptions that are not the name of the app. Apple may modify inappropriate keywords at any time.
上記ガイドラインに書かれている通り、競合アプリの名称やアプリに関係ないワードをアプリ名に詰め込み、アプリ内最適化(App Store Optimization=ASO)を行うべきではないという判断からアプリ名の文字数制限を50文字に決定した模様。
アプリ名は独特な名前である必要があり、アプリの機能や特徴を的確に言い表すものであるべきだと明記されている。なお、Appleは不適切であると判断したキーワードをいつでも変更することができる権利を持つことも記されている。
(via The Next Web)