App Store、大幅刷新を実施へーー審査時間の短縮化、サブスクリプション課金の開放、検索連動型広告の導入
本日、AppleはApp Storeのメジャーアップデートを実施することを明らかにした!林信行さんのツイートにある通り、今回実施される変更点は下記3点に集約される。
Apple makes 3 new changes to App Store:
1.faster review (24hrs for 50%apps)
2.subscription for all Apps
3.Search Ad for App Store— Nobi Hayashi (@nobi_en) 2016年6月8日
既にデベロッパー向けに情報が発表されているが、The LoopやThe VergeがPhil Schiller氏から共有された変更点の詳細を取り上げていたので、紹介する!
実施が予定されているApp Storeのアップデート内容
アプリの審査時間を短縮化
まずはアプリの審査時間を短縮化。これは既に実施されていることが明らかになっている。
Schiller氏によるとAppleは1週間に10万本ものアプリを審査しているとのこと。審査を大幅にスピードアップした結果、申請後24時間以内には50%のアプリが審査され、48時間以内には90%が審査されるフローを実現したという。
サブスクリプション課金の開放
デベロッパーに朗報だ。サブスクリプション課金(定期購読課金)が全デベロッパーに開放される。
それだけではない。これまでAppleに30%取られていた売上も、2年目以降も課金を継続したユーザーの分は15%に抑えられることが発表されている。つまり、デベロッパーには1年目は70%、2年目以降は85%が入ってくるということだ。この新しいルールは既に提供されているアプリにも適用されるとのこと。
検索連動型広告の提供
やはり噂は本当だった。ついにApp Storeにも検索連動型広告(リスティング広告)が導入される。
検索結果ページに最大1つ表示され、ハッキリと広告であることが分かるようなUIになるという。アプリの表示内容はApp Storeに申請した内容と完全に一致しているとのことで、Appleも厳格に取り組む姿勢を見せているようだ。
検索連動型広告は夏頃にベータ版として開始される予定。正式リリース後もまずは米国のApp Storeのみで提供されるとのこと。
App StoreそのもののUIもリニューアルされるようだ。「毎日App Storeを見に来て欲しい」と語るSchiller氏。「オススメ」タブには既にインストールされているアプリは表示されないようなしくみになり、廃止された「カテゴリ」タブも復活するとのこと。
「3D Touch」を利用してアプリを簡単にSNSや友人・家族とシェアできる機能も実装されるそうだ。
(via The Loop)