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Google検索の独占是正案、米司法省とGoogleが法廷で激突──Pichai CEOが語った「検索サービス存続の危機」

米司法省がGoogleに求める検索独占是正措置の全容と、Pichai CEOが証言したGoogle検索の未来への懸念を詳しく解説

Google検索の現状と“AI Overview”への疑問

最後に、僕の率直な意見も述べておきたい。

Googleは「Google検索を進化させてきた」と自負しているが、AI Overviewの導入以降、かつて“持ちつ持たれつ”だったウェブサイトとの関係性は大きく変わった。ユーザーが便利になる一方で、情報の出所であるウェブサイトへの還元はほとんどなく、正直“ただ乗り”されているような状況だ。

当初Googleは「ウェブサイトへのクリック数が増加している」と発表していたが、その根拠は今なお不透明。むしろAI Overviewの影響で、検索上位にいても全く読まれないケースが増えている。

さらに、日本語サイトに解読不能な言語で書かれたページがトップニュースに表示されたり、AI生成としか思えないサイトが検索上位に並ぶなど、Google検索は明らかに“退化”していると感じる。Google検索はウェブコンテンツがあってこそ成立しているはずだが、今やドメインが強いだけの“ゴミ”のようなサイトが上位に表示され、リアルな体験や価値ある情報を発信する小規模サイトが評価されない。

AI時代だからこそユーザーの実体験が重要なはずなのに、それが正当に評価されない現状を作ったのはGoogle自身だ。検索を支配し、AI時代もその支配を維持しようとする“うぬぼれ”が、今の混乱を生み出しているのではないだろうか。

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更新日2025年05月02日
執筆者g.O.R.i
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