Pixel 6シリーズ、画面内蔵指紋センサー搭載 Proモデルは120Hzディスプレイ
日本を含む8カ国で発売へ、価格は10万円以上か
Googleは8月3日、Pixel 6とPixel 6 Proを正式発表。ハードウェア仕様の詳細は明らかにしていないが、The Vergeが公開したGoogleのハードウェア責任者Rick Osterloh氏とのインタビューで、Pixel 6シリーズのディスプレイや生体認証など一部仕様が判明した。
カメラの標準レンズは「光を150%多く取り入れられる」
Pixel 6 Proは、6.7インチQHD+ディスプレイを搭載し120Hzリフレッシュレートをサポート。ディスプレイの端はわずかに湾曲しており、フレーム部分はアルミ製の光沢のあり仕上がりになっている。カメラは、新しい標準レンズ、超広角レンズ、光学4倍ズーム対応の望遠レンズの3眼構成。レンズ仕様の詳細は明らかにしていないが、標準レンズは「光を150%多く取り入れられる」という。
Pixel 6は、6.4インチFHD+ディスプレイを搭載し90Hzリフレッシュレートをサポート。ディスプレイは完全にフラットとなっており、フレーム部分はマット仕上がりになっている。望遠レンズ以外の2眼構成のカメラを搭載する。
両社に搭載メモリ(RAM)の違いはあるが、同じTensorチップとセキュリティ用のTitan M2チップを内蔵。ディスプレイ内蔵指紋センサーを搭載している。
Pixel 6 | Pixel 6 Pro | |
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ディスプレイ | 6.4インチ FHD+ | 6.7インチ QHD+ |
ディスプレイリフレッシュレート | 90Hz | 120Hz |
チップ | Tensor Titan M2 |
|
生体認証 | ディスプレイ内蔵指紋センサー | |
外向きカメラ | 標準(広角) 超広角 |
標準(広角) 超広角 望遠(4倍光学ズーム) |
内向きカメラ | パンチホールカメラ | |
バッテリー | 終日駆動 | |
フレームの仕上がり | マット | 光沢 |
エッジ部分 | フラット | わずかに湾曲 |
Googleによると、Tensorチップの性能は「データセンターに匹敵する」という。The Vergeに披露したデモでは、被写体ブレしてしまった子供の写真をクリアに撮影することに成功。メインのセンサーから複数の写真を同時に撮影し1枚のHDR写真に統合する仕組みに加え、超広角レンズも同時に活用。顔があることを認識し、超広角レンズで撮影した情報を補完することでシャープな写真に仕上げるそうだ。
9to5Googleによると、Pixel 6とPixel 6 Proは、米国、ドイツ、イギリス、フランス、台湾、カナダ、日本、オーストラリアの8カ国で取り扱う。発売は今秋を予定。10月頃になると噂されている。