【レビュー】CIO-MB5000-MAG:MagSafe対応モバイルバッテリー
製品としての完成度は低いが、MagSafeモバイルバッテリーの便利さは実感できた
iPhone 12シリーズのMagSafeに対応したモバイルバッテリー「CIO-MB5000-MAG」を、メーカーから提供してもらった。
ワイヤレス充電機能付きのモバイルバッテリーは、これまで最大7.5Wの出力に制限されていたが、CIO-MB5000-MAGはMagSafe対応により最大15Wの出力をサポート。USB-C to Lightningケーブルを使用した有線接続時の出力には満たないが、マグネット内蔵によりiPhone本体に貼り付く便利さがある。
外観、本体の仕上がり、搭載ポート
背面の素材は良いが、スタンドがチープ
CIO-MB5000-MAGのブラックモデルは、マット仕上がりで触り心地が良い。しかし内蔵されているスタンドのクオリティが低く、開閉もしづらい。

開封時点で横にズレており、ヒンジ部分の粗末さが目立つ。中央に戻せば問題ないが、ヒンジの強度は期待できそうにない。

スタンドの先端にマグネットが内蔵されている。固定していれば動かないメリットはあるが磁力が意外と強く、開きづらい。

スタンドがあることで充電しながら動画を視聴できるが、電池不足時に動画を視聴するとは思えない。スタンドはなかったほうが外観の完成度は上がるだろう。

充電面はペコペコとした紙のような不安な作り
充電面は、上部に充電エリア、下部に各種認証情報が記載されている。紙のような材質が採用されており、丁寧に扱わなければ破れそうな不安がある。

充電エリアを指でなぞるとボコボコしており、強く押すとペコペコと鳴る。爪先で触れると跡が残る。充電効率を向上させる目的で、あえて薄い素材を使用している可能性があるが、かえって持ち運ぶことが心配だ。

下部には充電用のLightning端子(最大10W)、電源ボタン、出力・充電用のUSB-C端子(最大18W)が用意されている。MagSafeを使わずに、USB-C to Lightningケーブルを使用すれば、最大18Wの急速充電も利用できる。

バッテリー容量は5,000mAh、本体重量は133.6g。作りの不安さえなければ持ち運びたくなるサイズと薄さだ。

iPhone 12とiPhone 12 miniを充電してみた
iPhone 12以上のサイズはフィット感が良好
CIO-MB5000-MAGを使用してiPhone 12を充電してみた。充電開始には、中央のボタンを押すことで背面のLEDが点灯。電池残量は白いLEDの点灯数で確認できる。

iPhone 12は、背面にジャストサイズで収まる。
厚さは、本体と重ねても気にならない程度。この厚さなら貼り付けたまま使用してもそれほど気にならないだろう。

注意点としては、CIO-MB5000-MAGには丸いマグネットしか内蔵されていないため、下半分を押すと位置がズレてしまう。

電池残量が0%だったiPhone 12を充電したところ、30分で23%、1時間で44%、1時間半で62%まで回復した。MagSafe充電器の使用時と比べると出力が低く推移している可能性はあるが、速度には概ね満足している。何よりiPhoneに貼り付けたまま、ケーブルレスで充電できる体験は最高だ。
iPhone 12 miniは使えるがカメラと干渉する
一方iPhone 12 miniとはサイズが合わない。

本体がカメラ部分に干渉してしまうため、磁力の低下および出力ロスの増加が考えられる。

充電しながらカメラは使用できない。横向きにすれば問題は解消するが、 CIO-MB5000-MAGはiPhone 12 miniが非対応と謳うべきだろう。

CIO-MB5000-MAGレビュー:MagSafe対応モバイルバッテリー最高
CIO-MB5000-MAGは作りが要所でチープ、iPhone 12 miniのカメラに干渉するなど、製品としての完成度の低さが気になったが、MagSafe対応モバイルバッテリーの便利さは実感できた。CIOにはめげずに、欠点を克服した改良モデルを発表してもらいたい。

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本当にMagSafe対応か一瞬怪しんでしまいましたが、規格的にもちゃんとMagSafe対応していますね。
MagSafe対応は、Appleが決めた基準をクリアしてないと名乗れないはずなので、15WのMagSafeを用いての無線充電ができるということはちゃんと信頼できますね!
この手のMagSafe対応をうたう製品は、MagSafeという名前だけ使って検索に引っかかるようにしているだけだったりするので、注意が必要です。
大手メディア(GizModo)が実際にAnkerのMagnetic Padを「MagSafe対応」と大々的に誤報してるのがいい(?)例ですね。
要所々々、マジですか!変換出でてきたらありなんだーって思ってました、確認不足ですね。ご指摘ありがとうございます!まあ文章的にも要所でも良さそうですし、調整しますね。ありがとうございます!
製品の特徴に魅力を感じますがが、よくAmazonにあるよく分からないものと同じように見えてしまって…、メーカーの信用度に問題ないか不安なところがあります。
ところで、どうでも良い話ですみませんが、今では「要所々々」って「ようしょようしょ」からは簡単に変換できないのではないですか?
今では「々」は一回の繰り返し表現に使用するので、「要所要所」の代わりに使っても伝わらないと思いますよ。
どこかで見ましたけど、「々」って2つの熟語で繰り返しがあっても使用できないようです(民主主義とか)。
Amazonで、出ては販売ページがなくなり、また別のところで販売される……というのが繰り返されていたものがありますが、それと同じものっぽいですね。スタンドは私もいらないかなあ。平置きの邪魔になりそう。剥がせるのかな?