【レビュー】「Freedy 90W マルチポートチャージャー」ーー60W+30WのUSB-Cポート搭載のUSB急速充電器
あらゆるデバイスがUSB-C対応になってきている今、高出力USB急速充電器の需要が高まっている。先日もAnkerから最大100W出力対応の「Anker PowerPort Atom PD 4」が登場し、その日のうちに在庫切れに。
今度はiPhoneを2台同時に充電できるワイヤレス充電器などを発売しているFreedyから同時に4台のデバイスを合計出力90Wで充電可能なUSB充電器「Freedy 90W マルチポートチャージャー」が登場した!
1台サンプルを提供していただいたので、紹介する!
USB-Cポート(60Wポート+30Wポート) + USB-A × 2
「Freedy 90W マルチポートチャージャー」は据え置き型のUSB急速充電器。本体、本体にさす電源コードに加え、90Wに対応したUSB-Cケーブルと持ち運び用のポーチが用意されている。
同梱されているUSB-Cケーブルが意外としっかりしていて断線する恐れが無さそうな点が、とても良い。
本体はグリップ感がありそうな見た目だが、ツルツル。ゴム足などは用意されていないため、個人的には据え置きというよりも持ち運び用として活用するのがベストだと感じている。
本体の重さは270gとなっていて、iPhone 82台分よりも少し軽い程度。ケーブルを含めると332g。横広いが薄いため、カバンの中に立てて入れれば意外と邪魔にならず省スペース。
合計4つのポートが用意され、USB-Cポートは最大60W出力と最大30W出力のものが1つずつ、合計2つ。USB-Aポートは2つ用意され、「Quick Charge 3.0」対応ポートとなっている。
あくまでも合計90W出力となっているため、13インチ型MacBook Proであればフルスピードで充電できるものの、87Wを必要とする15インチ型MacBook Proは出力不足となる。
MacもiPhoneもフルスピード充電!出力をチェック!
毎度のことなら、「Satechi USB-C パワーメーターテスター」を使って電圧・電流をチェックする。15インチ型MacBook Pro(2017)に接続してみたところ、約60Wの出力を確認。USB急速充電器として出せる最大の出力を出していることが確認できた。
続いて、15インチモデルを接続したまま、MacBook Air(2018)を接続してみることに。MacBook Pro(2017)への出力は変わらずに、MacBook Air(2018)に対し約25Wの出力が出ていることを確認。Macの種類にも寄るが、この充電器1台で2台のMacを同時に充電できるのは心強い。
さらに「COOWOO USB電流電圧テスター」を使い、USB-Aポートの出力を確認。「iPhone XS」を繋いだところ、2つのUSB-Cポートで精一杯となっているせいか、5Wを下回る出力となっていた。
接続していたすべてのデバイスを一度外し、「iPhone XS」を「iPhone XS」を「USB-C – Lightningケーブル」で繋げてみたところ、約6Wの出力を確認。さすがに少ないと思い、その後電池が減った状態で試したところ、約11Wの出力を確認した。
据え置きとしても持ち運び用としても使えるUSB-C充電器
「Anker PowerPort Atom PD 4」は高出力だが、本体とケーブルを合わせると468gもある。据え置きとしては最適ではあるが、持ち運ぶにしては重すぎる。
「Freedy 90W マルチポートチャージャー」はケーブルを合わせても332g。1ポートの最大出力は60Wとなってしまうものの、据え置きとしても持ち運び用としても活用できる点が魅力。
個人的には13インチ型MacBook Pro(2018)を使っているので1ポートの最大出力が60Wでも十分。もう一方のUSB-Cポートが30WもあればiPad Pro(2018)や「iPhone XS」を高速充電することができるので重宝している。
ホワイトモデルだけではなくブラックモデルも用意されている点も良い。購入は下記からどうぞ!