次期iPhone、USB-C PD対応のUSB-C電源アダプタが同梱か
iPhoneはこれまでずっと「5W USB電源アダプタ」が同梱されてきたが、2018年はついにより高速充電が可能な電源アダプタに変わるかもしれない。
中国メディア充电头网(chongdiantou.com)によると、次期iPhoneは「USB-C Power Delivery」に対応したUSB-C電源アダプタが同梱されると伝えている。
最大18Wの出力に対応、iPhoneの高速充電仕様に対応か
iPhone 8/Xは高速充電に対応し、30分で最大50%まで充電することが可能。
残念ながら同梱されている電源アダプタでは利用できず、別途「Apple USB-C電源アダプタ」(29Wモデル、61Wモデル、87Wモデル)を用意することが必須と案内されているが、2018年のiPhoneからは標準で高速充電仕様に対応した電源アダプタが標準でパッケージに含まれているかもしれない。
その図面とされるものが下記。従来から電源アダプタとしての形状が大きく異なっていることが分かる。
USB-Cポート搭載の電源アダプタに変更されることに伴い、同梱されるケーブルも「USB-C – Lightningケーブル」に変更されると見られている。
ついにUSB-AからUSB-Cに乗り換えるべき時がきた?!
これらの情報の信憑性は不明ではあるものの、高速充電が可能な電源アダプタの同梱は歓迎されそうだ。個人的に考える理由は2つある。
1つは、既存Macとの相性。MacBook ProおよびMacBookはすべてUSB-Cポートを搭載し、現状ではこれらのMacとiPhoneを接続するには別途「USB-C – Lightningケーブル」を用意するか、USB-Cハブを購入するしかなかった。
標準で「USB-C – Lightningケーブル」が同梱されればこれらのMacとも接続することができる。
また、AppleはiPhone 8/Xにおいて7.5Wの高速ワイヤレス充電を提供しているが、従来の「5W USB電源アダプタ」と充電速度がほとんど変わらない(むしろ高速ワイヤレス充電の方が遅い)。
ワイヤレス充電は「置くだけで充電できる」という恩恵を受けることができるが、有線充電は現状、自分で対応電源アダプタやケーブルを用意しない限り、メリットがない。
今回の噂が事実であれば、「USB-C PD」対応のUSB-C電源アダプタや対応ケーブルを同梱することによって、「ワイヤレス充電は便利さ」「有線充電はスピード」という差別化ができるようになる。
あくまでも噂ではあるが、次期iPhoneの同梱物にUSB-C搭載デバイスが含まれている場合、一気にUSB-Cがメインストリームになるかもしれない。今秋の発表が楽しみだ!
(via 気になる、記になる…)