次期iPhone、「USB-C – Lightningケーブル」を同梱する可能性を考える
iPhone 8はUSB-Cポートを搭載すると噂されていたが、KGI証券のMing-Chi Kuo氏は2017年発売のiPhoneは全モデルが急速充電対応のLightningポートを搭載するとして否定。
New 2H17 models may all support fast charging. We believe all three new iPhones launching in 2H17 will support fast charging by the adoption of Type-C Power Delivery technology (while still retaining the Lightning port).
報じられていた当初は「USB-C Power Delivery」に相当する急速充電に対応すると理解していたが、The Vergeの記事を読んでからはiPhone 8を含む次期iPhoneは「Power Delivery」に対応した「USB-C – Lightningケーブル」を同梱する可能性があるのではないかと思えてきた。
「USB-C Power Delivery」対応ケーブルを同梱か
MFi認証によるライセンス料で莫大に利益を得ているであろうAppleが最も売れているデバイスからLightningを廃止する可能性は低い。そもそもLightningに比べてUSB-Cの方が高さがあり、挿し込みしづらい形状になっているので使い勝手が悪い。あらゆる面においてLightningの方が有利なのだ。
とは言え、「USB-C Power Delivery」の技術を採用するということは、USB-Cが採用される可能性が高い。Lightningポートは残ると伝えられていることから、同梱されているLightningケーブルのUSB側の端子がUSB-Cになる、ということも十分に考えられる。
実際、12.9インチ型iPad Proは「USB-C – Lightningケーブル」と「Apple 29W USB-C電源アダプタ」を利用することによって急速充電ができることが明らかになっている。この技術が「USB-C Power Delivery」と同等のものであるかどうかは分からないが、少なくとも次期iPhoneが対応すれば急速充電は利用できることは間違いなさそうだ。
これは「MacBook Pro(2016)」や12インチ型MacBookを持っている人にとっては嬉しい話。同梱されているケーブルをそのままMacに差し込めばiPhoneを充電することができるからだ。
万が一「USB-C – Lightningケーブル」がなかったとしても通常のLightningケーブルを使用すれば急速充電なしの充電は利用できるはず。Lightning端子が発表されてから3年以上経っているので、純正ケーブルがなかったとしてもAnkerやCheeroのケーブルを買えばいいだけのこと。純正よりも丈夫で使い勝手がよいので必要なのであれば自分で買い足した方がオススメだ。
急速充電にも対応し、ワイヤレス充電にも対応する次期iPhone。革新的ではないが、昔から「AndroidスマホにはあってiPhoneにはないもの」だったので是非とも実現してもらいたい!
【追記】過去に何度も正確なリーク情報を報じているMacお宝鑑定団 blog(羅針盤)のDANBOさんいわく「全くない」とのこと。残念……。
全くない RT @gori_me USB-C PDに対応するってことはそういうことなのかなって。
次期iPhone、「USB-C – Lightningケーブル」を同梱する可能性を考える (cont…
— DANBO:MACお宝鑑定団 (@idanbo) March 5, 2017