Apple、iPhoneでSiri「以外」を標準設定可能にするかも…EUだけね
Apple IntelligenceとSiriの分離戦略も進行中、WWDC 2025ではSiriアップグレードに言及せず?

Appleが欧州連合(EU)のユーザー向けに、Siri以外の音声アシスタントをデフォルトとして設定できる機能を導入する計画だ。BloombergのMark GurmanとDrake Bennettが報じた情報によると、この変更は複数のソフトウェアプラットフォームにわたって実施される見込みで、少なくともiPhone、iPad、Macが対象になると思われる。
この変更により、EUのユーザーはAmazon AlexaやGoogle Assistantなどの他社製音声アシスタントをAppleデバイスのデフォルトとして設定できるようになる可能性が高い。Appleはこの変更を拡大するEU規制への対応として進めているとのことだ。
Apple IntelligenceとSiriの分離戦略
注目すべきは、AppleがマーケティングにおいてApple IntelligenceブランドとSiriを分離する準備を進めているという点だ。これは音声アシスタントの評判の低さが同社のAIメッセージングに悪影響を与えているという暗黙の認識を示している。
また、来月開催予定のWWDC 2025では、Siriのアップグレードについてはほとんど言及されない見込みだ。昨年のWWDCで発表されながらも延期された機能を含め、重要なSiriのアップグレードは「まだ出荷まで数カ月かかる」とGurmanは報じている。
Apple IntelligenceとAI戦略の課題
Appleの生成AI戦略には複数の問題があったことが明らかになっている。同社のソフトウェア責任者であるCraig Federighiは当初、AIへの大規模な投資に「消極的」で、それを「中核的な能力」とは見なしていなかったという。Federighiの見解では、AIへの投資は他の分野からリソースを奪うだけで、実際には見返りがないと考えていたようだ。
「AIの世界では、投資をするまで製品が何になるかは本当にわからない」「それはAppleの仕組みではない。Appleは最終目標を知った上で製品を作り始める」と、ある長年の幹部は語っていたそうだ。
他の幹部たちはAIが「革命的」になると確信していたものの、Federighiを説得することができなかったとされる。多くの提案は「聞く耳を持たれなかった」という。
今後の展望
Appleは「LLM Siri」と呼ばれる新しいインフラストラクチャの開発を継続している。これは、現在のSiriの遅延問題を引き起こしたエンジニアリング上の混乱を修正するためのものだ。また同社は、発表から数カ月以内に実際に提供できない機能を事前に宣伝することを控えるようになるとも報じられている。
さらに、Apple Intelligenceの機能を他のアプリにも追加する計画や、AIを活用したバッテリー最適化ツールの導入も予定している。また「Project Mulberry」と呼ばれる仮想ヘルスコーチの立ち上げも計画中だ。
なお、EUユーザー向けに提供予定のSiri代替機能は、すでに存在するSiriのChatGPT統合とは異なる機能になるとのことだが、具体的にどの第三者オプションが利用可能になるかは現時点では明らかにされていない。
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