ChatGPT、Google DriveやDropboxと連携開始 会議録音機能も追加
クラウドストレージから直接情報検索が可能に、macOS向けレコードモードも導入
OpenAIは6月5日、ChatGPTの新機能として主要なクラウドストレージサービスとの直接連携機能を発表した。Google Drive、Dropbox、OneDrive、Box、SharePointとの統合により、ユーザーは保存されたドキュメントやファイルから直接情報を検索できるようになる。
この新機能により、金融アナリストが企業レポートからデータを抽出して投資インサイトを生成したり、マーケティング担当者がChatGPTのインターフェースを離れることなく製品プレゼンテーションを分析したりできるようになる。OpenAIによると、クラウド連携機能は既存の組織アクセス制御を尊重し、ChatGPTは認証されたドキュメントのみにアクセス可能だという。
会議録音機能も新たに追加
クラウド連携と併せて、ChatGPTは会議の文字起こしとメモ作成のための「レコードモード」も導入した。当初はmacOSのTeamユーザー向けに提供され、音声をキャプチャして要約、重要ポイント、アクションアイテム、タイムスタンプ付きの引用を含む構造化されたメモを生成する。
ZoomやNotionなどの競合ソリューションとは異なり、ChatGPTの録音ツールはボットの参加を必要とせず、デバイスのマイクを通じて単純に音声を聞き取る。ユーザーはアクションアイテムをCanvasドキュメントに変換して、フォローアップ作業に活用できる。
外部プラットフォームとの連携も強化
今回のアップデートには、ベータ版の「ディープリサーチコネクタ」も含まれている。この機能は、Model Context Protocol(MCP)を通じてChatGPTをHubSpotやLinearなどの外部プラットフォームと連携させる。
これにより、社内データとウェブ情報を組み合わせた自律的なリサーチが可能になり、包括的なレポートの作成ができるようになる。OpenAIは、Team、Enterprise、Educationの顧客については、これらのコネクタを通じてアクセスされたデータはモデルの訓練に使用されないと説明している。
クラウドコネクタはすべての有料ChatGPTユーザーが利用でき、MCP対応はPro、Team、Enterpriseの契約者が対象となる。
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