新しいApple外部ディスプレイ、発表される可能性が高い?
14インチ/16インチMacBook Pro、新型MacBook AirやMac Proに見合う外部ディスプレイが必要
AppleはMac用として、新しい純正外部ディスプレイを準備している可能性がある。Appleに詳しいBloombergの名物記者Mark Gurman氏が、最新ニュースレターで「発売される可能性が高い」と明らかにした。
発売時期など詳細は明かさなかったが、Pro Display XDRの製造コストは削減されており、輝度を落とすなど一部仕様を調整することで、同等の性能を約半額で提供できると予測している。
14/16インチMacBook Pro(2021)の登場時期を正確に予測したiOSデベロッパーのDylan氏によると、Appleは24インチ・27インチ・32インチの外部ディスプレイを開発しているという。32インチモデルはAppleシリコンチップ内蔵の噂もあり、今年7月に報じられたA13 Bionicチップ内蔵ディスプレイの情報と一致する。
M1 Pro/Max MacBook Proに合う外部ディスプレイは必要不可欠
14インチMacBook Proのディスプレイ品質は高い。高い輝度、ミニLEDバックライトによる高いコントラスト比、最大120Hzの可変リフレッシュレート(ProMotion)に対応する。同等の品質を外部ディスプレイで実現するためには、Pro Display XDR以外の選択肢がない。それでもProMotionは対応しないため、厳密には同等の仕様を持つ外部ディスプレイは存在しない。
M1 Maxチップの登場により、一部作業ではMac Proを上回るパフォーマンスを実現するポータブルデバイスを実現。真の”持ち運べるデスクトップマシーン”となった以上、据え置きで使用するユーザーを想定した外部ディスプレイは必要不可欠。少なくともProMotionに対応したPro Display XDRの新モデルは登場するだろう。
価格は不明だが、Mark Gurman氏は、新しいディスプレイがPro Display XDRの半額程度になると予測している。事実だとすれば25万円程度になると考えられ、LG Ultrafine 5K Displayより約10万円高い想定だ。参考として、DELLの39.7インチ型の5K2Kウルトラワイドディスプレイ「U4021QW」は233,800円、49インチ型は「U4919DW」は170,727円だ。
Dylan氏が予測する3種類の外部ディスプレイのうち、27インチと32インチはProMotionとミニLED対応、24インチはM1 iMacと同じ仕様になるとしている。Appleは、Macのラインアップに合わせて、必要とするパフォーマンスに見合う外部ディスプレイを用意する可能性がある。
MacBook Proの作業領域を拡張したいユーザーには27インチ、来年登場するMac Proには32インチ、噂される「M2」チップ搭載の新型MacBook Airには24インチの外部ディスプレイを合わせる想定になるだろう。