よし、来い。M5 iPad Pro、次世代Studio Displayの「120Hz対応」を”うっかり”示唆？

M5 iPad Proが外部ディスプレイへの120Hz出力に対応したことで、Appleが次世代Studio Displayに同じく120Hz対応を計画している可能性が浮上した。iPad Proによる120Hz出力サポートは初めてで、2026年初頭に登場が噂される新型Studio Displayの新機能を示唆しているとみられる。

最新のiPad Proは先月デビューし、ディスプレイ関連で注目すべき変更が加えられている。外部モニタへの最大120Hz出力とAdaptive Sync対応で、ゲームやビデオ編集などにおいて、より低遅延でスムーズな動作、視覚的なアーティファクトの軽減が実現する。iPadによる120Hz外部出力のサポートは今回が初めてで、タイミング的に次世代Studio Displayの開発と一致していることが指摘されている。

120Hz対応Studio Displayが2026年に登場か

Macは長らく120Hz外部ディスプレイに対応してきたが、Appleはこれまで60Hz以上のリフレッシュレートを持つスタンドアローンモニタを発売していない。複数の情報筋からの噂によると、Appleは2026年初頭に向けて大幅なStudio Displayのアップデートを準備中だ。

今年初めにMacRumorsがAppleのコード内で発見した情報によると、コードネーム「J427」と呼ばれる新しい外部モニタが開発されており、A19 Proチップを搭載する。ディスプレイ業界アナリストのRoss Young氏は、Appleがmini-LEDバックライトを採用した27インチモニタを開発中だと報じている。

mini-LED採用で輝度・コントラストが向上

mini-LED技術の採用により、現行の27インチ5K LCDパネルと比較して、輝度、コントラスト、色性能が向上する。これはMacBook Proと同等のディスプレイ技術となり、同モデルは2021年からmini-LEDを謳っている。ProMotion 120Hzリフレッシュレートと組み合わせれば、Studio DisplayはMacBook Proと完全に足並みを揃えることになるだろう。

BloombergのMark Gurman氏は、Appleが2026年前半に史上最大規模の新製品ラッシュを敢行する計画を報じており、早ければ来年初頭にも次世代Studio DisplayまたはPro Display XDRの後継機をM5チップ搭載Macと共に発売する予定だという。現行のStudio Displayは2022年3月にMac Studioと同時発売され、5K LCDディスプレイ、60Hzリフレッシュレート、600nitsの輝度、内蔵カメラとスピーカー（Center StageとSpatial Audio対応）、A13 Bionicチップ、「Hey Siri」コマンド、Thunderbolt 3ポート1つ、USB-Cポート3つを搭載している。米国での価格は1,599ドルから。

ProMotion対応Studio Display実現の可能性

M5 iPad Proによる新しい120Hz外部ディスプレイサポートと、来年初頭の大幅なStudio Displayリフレッシュの可能性が高まっていることを考慮すると、Appleが次期モニタに高リフレッシュレートを準備している可能性は十分にある。ただし現時点では推測の域を出ない。

作業効率追求なら「5K2Kウルトラワイド」という選択肢も

Apple純正ディスプレイには純正品にしかない魅力があるが、個人的には「作業効率」という点のみを追求するのであれば、外部ディスプレイを1枚だけ導入するなら「5K2Kウルトラワイド」一択だと思う。5K2K解像度（5,120×2,160）のウルトラワイドモニターは、デュアルモニターと同等の作業領域を確保しながら、疑似解像度を下げても十分な表示領域を維持できるメリットがある。

本日はAmazonブラックフライデー最終日となっており、「理想のMac環境」をセール品で揃えたら、17万円も節約できることが判明している。外部ディスプレイを買うタイミングとしては絶好のチャンスだ。Apple純正ディスプレイの登場を待つのも一つの選択だが、今なら様々な選択肢が安く買えるので、ぜひチェックしてほしい。

（Source: MacRumors）