縦置きディスプレイ、復活。MacBook Proの内蔵ディスプレイを”置き換え”【PR】
MacBookの外部ディスプレイはこれで決まり。Studio Displayの半額以下で実現する驚異的な色再現性
14インチMacBook Proを外部ディスプレイに接続しつつ、内蔵ディスプレイをサブディスプレイとして活用することが多い。
主な用途はChatGPTやPerplexityなどのAI関連サービスの実行だ。内蔵ディスプレイは十分なサイズと言えるが、やはり画面が小さく感じることがある。とはいえ、この美しいLiquid Retina XDRディスプレイを閉じて使うのは、あまりにももったいない。
以前は27インチの4Kディスプレイを縦置きで使用していた経験がある。縦長の画面はテキストベースの作業に最適で作業効率は格段に上がった。ただし色味の一貫性が気になり、MacBookの内蔵ディスプレイとの違和感を感じることが多かった。結果的に内蔵ディスプレイに戻してしまったが、可能であれば外部ディスプレイを復活させたい。
そこで、改めて理想的な外部ディスプレイの条件を整理してみた。
- MacBook Proの内蔵ディスプレイに近い正確な色味
- 27インチ以上のサイズ感
- 4K以上の解像度
- 縦置きにも対応
- 現実的な価格帯
これらの条件を満たすディスプレイを探していたところ、BenQの新製品「MA270U」が目に留まった。
そこで「MA270U」だ
BenQの27インチ4K液晶ディスプレイ「MA270U」は、Apple Studio Displayに真っ向から対抗する製品として登場した。価格は87,000円(税込)と、20万円台のStudio Displayと比較して圧倒的なコストパフォーマンスを実現している。
まずは「Macユーザーとして注目すべき2つの特徴」を紹介する。
注目すべき理由1: MacBookとの抜群の相性
最大の特徴は、M-bookモードによる色味の一貫性だ。MacBookの画面と同じ色温度を実現し、Display P3 95%とsRGB 99%の広色域をカバーする。
コンテンツクリエイターのはしくれとして、多くの人が視聴するデバイスを想定した色味でコンテンツを作りたいという思いがある。少なくとも日本ではApple製品が該当するため、ディスプレイのキャリブレーションをせずともM-bookモードの有効化で手間なく色味がそろう機能は非常にありがたい。
注目すべき理由2:Studio Displayを意識した機能性
専用アプリケーション「Display Pilot 2」では、ブルーライトカット、HDRモード、解像度、スピーカーの制御が可能だ。
一般的な外部ディスプレイと異なり、内蔵キーボードや外付けキーボードによる画面輝度の変更にも対応する。特筆すべきはオートピボット機能で、ディスプレイを物理的に回転させると自動的に表示が切り替わる。まさにStudio Displayの機能性を徹底的に追求している。
4Kディスプレイとしての基本性能は申し分なし
Macユーザーを強く意識したディスプレイだからこそ、性能にも妥協がない。
接続元へ最大90W給電に対応、VESAマウントも対応
4K UHD(3840×2160)の高解像度に加え、コントラスト比1200:1、輝度400cd/m²を実現。10.7億色表示に対応し、鮮明な画質を提供する。
USB-C接続では90W給電に対応するため、14インチMacBook Proも通常速度で充電できる。接続ポートは充実しており、HDMI 2.0を2基搭載。さらにUSB Type-C(15W)とUSB Type-Aを各2基備えている。
100×100mmのVESAマウントにも対応し、設置の自由度も高い。本体重量は約8.2kg(スタンド込み)、スタンド無しで約5.14kgと、一般的なモニターアームでも十分に設置できる重量となっている。
映り込みが気にならない仕上がり、置く場所を選ばない自由度
ナノマットコートにより映り込みを抑制している。大窓に向き合う位置に設置しても映り込みが気にならず、快適に作業できた。
MacBook Airのディスプレイと比べて写りこみが圧倒的に少ない
高さ調整(115mm)、チルト角度(-5°~20°)、90度回転可能なピボット機能を備え、作業環境に合わせた柔軟な調整が可能だ。
MA270Uの実力を最大限に引き出す活用術
外部ディスプレイの設置方法は千差万別だ。僕自身、ウルトラワイドを2枚重ねて使用しているが、さらにMA270Uを縦置きで設置してみたところ、その快適さに驚かされた。ここからは、実際に僕の活用方法を紹介する。
驚異的な縦置きディスプレイとしての真価
AI時代に縦置きディスプレイがこれほど便利になるとは、想像もしなかった。大量のテキスト出力を一覧性高く表示でき、複数のチャットボットを同時に操作する際も、画面を上下に分割するだけで完璧な作業環境が整う。
ブラウザを設置しても快適だ。163PPIという高精細ディスプレイのおかげで、長時間のテキスト表示でも目が疲れない。
写真編集作業も新境地
縦置き表示により、編集パネルの項目が一覧で確認できる快適さは想像以上だ。
必要に応じてオートピボット機能で横置きに切り替えれば、従来の編集スタイルにも対応できる。何より、M-bookモードによるMacBook同等の色再現性は、編集作業に絶対的な安心感をもたらす。
メディアファイル管理の革命
大量のサムネイルを縦一覧で表示できる利点は、動画編集のワークフローを一変させた。横長表示と比べて視線移動が最小限で済むため、作業効率が劇的に向上する。
さらに、最近流行の縦長コンテンツにも完璧対応。Instagramリール動画やTikTokなどのショート動画を、27インチの大画面で楽しめる贅沢さは特筆すべき点。
MA270UはMacBookユーザーが買うべき外部ディスプレイ
MA270Uは、MacBookユーザーが求めていた理想の外部ディスプレイといえる。Studio Displayには内蔵カメラやより洗練されたデザインで一日の長があるものの、実用面では互角以上の戦いを見せる。それが8万円台という価格で実現できているのは、まさに革命的だ。
近年、ウルトラワイドや3:2アスペクト比など、様々な個性的なディスプレイが登場している。しかし、使い勝手の良さを突き詰めると、27インチ4K解像度という王道にたどり着く。より大画面を求めるユーザーには31.5インチの”兄貴分”MA320Uも用意されている。
Mac用の外部ディスプレイを探しているなら、このMA270UとMA320Uは最有力候補として検討すべきだ。特にMA270Uは、その価格と性能のバランスの良さから、新たなスタンダードになる可能性を秘めている。