Keychron Q0 Maxハンズオン。メカニカルキーのノブ付きナンバーパッドは”左手デバイス”になれるか

バナナ軸デビューしたKeychron Q3 Maxに続き、Keychronの国内代理店を務めるKOPEK JAPANより「Keychron Q0 Max」というワイヤレス・メカニカル・ナンバーパッドを提供していただいた。

ハッキリ言って僕はナンバーパッドを必要としていない。しかしQ0 Maxには左側にノブがある。Keychron Q3 Maxのノブの位置が右側のキーと干渉し使いづらさを感じていた僕としては、ノブを中心に使いながら、他のキーをカスタマイズすれば最高の左手デバイスになるのではないかと期待して試させてもらうことにした。

これがQ0 Maxだ。左上にノブ、その右一列および下一列にカスタマイズキーが合計9つ用意されている。今回はQ3 Maxと同じバナナ軸のものを選んだ。

やはりノブは圧倒的に便利。Q3 Maxより指が伸ばしやすく、使いやすい。

しかし問題は他のキーだ。カスタマイズできることは魅力だが、実行したいマクロが1つも思いつかない。キーボードショートカットを割り当てるにしても、何を割り当てたか覚えておく必要があるだけではなく、設定もマクロ初心者にはハードルが非常に高い。せっかく提供していただいたが、現時点では活用方法が見つかっていない。

しかしやはりメカニカルキーボードのナンバーパッドは押し心地が良い。ナンバーパッドを頻繁に使う人には是非とも導入を検討してもらいたい。左手で操作することを覚えれば、キーボードからマウスまでの腕の移動距離が短くなり、操作しやすくなるだろう。

Keychron Q0 Maxを使ってみて、過去に購入して何度も挫折してきたElgato Stream Deck Plusに改めて向き合いたくなった。マクロの設定は非常にハードルが高いが、専用アプリで起動したいアプリやフォルダなどを設定しておくだけで、作業が効率化するかもしれない。動画ソフトなどで活用すれば、編集時間を短縮できるかもしれない。

左手デバイスはなくても困らない生活をしてきたが、何かしらのデバイスを「無いと生活できない」というレベルまで生活に取り込んでいきたい。