Belkin、DisplayLink対応USB-Cドックを発表 M1 Macで2台の外部モニターに出力可能
「USB-Cデュアルディスプレイドッキングステーション」を3月12日より販売開始
Belkinは3月4日、DisplayLink対応で最新M1チップ搭載MacBookを含めほぼ全てのPCをデュアルディスプレイ出力することができる「USB-Cデュアルディスプレイドッキングステーション」を発表。価格は税込16,190円。本体サイズは9.2 x 9.1 x 3 cm、重さは1kg。3月12日より販売開始する。
USB-Cデュアルディスプレイドッキングステーション
USB-Cデュアルディスプレイドッキングステーションは、「DisplayLinkテクノロジー」に対応し、最新のM1チップ搭載のMac含め、Windows、Mac、Chrome OSデバイスより2台の外部ディスプレイに出力することが可能。最大85Wのパススルー充電に対応し、外部ディスプレイに出力しながらMac本体を充電できる。
出力可能なディスプレイの仕様
搭載されているポートは2つのHDMIポートを含む6種類。2つのHDMIポートから出力できるディスプレイは、フルHDまで。メーカーによると、1つのポートのみ使用した場合、2K@50Hz(2,560 x 1,440)まで出力可能だ。リフレシュレートを下げても4Kディスプレイの出力はできないという。
M1 MacBook Air/ProにUSB-Cデュアルディスプレイドッキングステーションを2台接続した場合、合計4台までの外部ディスプレイ(いずれもフルHDまで)が出力できると確認されている。
搭載ポートの一覧
搭載ポートの一覧は以下のとおり。
- 電源ボタン
- 電源接続口
- イーサネット(1GbE)
- USB 3.0 Gen1 x 2 (5Gbps)
- HDMI 1.4 x 2 (1080p)
- 3.5 mm (出力/入力)
- USB-A 3.1 Gen 1 (5Gbps, 2.4A)
- USB-C (85W PD)
- LED電源ライト
DisplayLink製品に関する注意点、製品の使い方提案
USB-Cデュアルディスプレイドッキングステーションの購入を検討する上で、DisplayLink対応製品として注意するべき点がある。
DisplayLinkを使ったM1 MacBook Pro+外部ディスプレイ2枚による作業環境で紹介したとおり、著作権で保護された一部の有料動画コンテンツがすべてのディスプレイで再生不可能になる。同様の理由でAirPlay経由で音楽が再生できなくなる場合がある。True ToneやNight Shiftは反映されず、Apple Watchを利用したロック解除が無効化される。
別のDisplayLink製品使用時、動画コンテンツが表示されなくなった
DisplayLinkの制限を踏まえた上でM1 Macで使用する場合、USB-Cデュアルディスプレイドッキングステーションは外部ディスプレイの出力用として使わず、周辺機器、スピーカー、有線LANケーブルなどを追加するUSB-Cドックとして活用するほうが良いだろう。M1 MacBook Air/Proの場合、余ったもう1つのUSB-Cポート/Thunderbolt 3を使い、外部ディスプレイを出力したほうが使用できる製品の幅が広がる。