スタンド機能を兼ね揃えた、特殊なMacBook Pro用ドッキングステーション6選
ポートを拡張するためのドックから、ケーブルの抜き差しを簡略化するためのドックまで色々ある
MacBook Proを外部ディスプレイに繋いだり、外付けドライブに接続したり、有線LANで通信を高速化させたいのであれば、外付けのドッキングステーションを使うことになる。定番かつ人気の商品は、CalDigit TS4。僕はAnker PowerExpand 5-in-1 Thunderbolt 4 Mini Dockと組み合わせて使っており、快適な作業空間が構築できている。
しかしMacBook Pro用のドッキングステーションは他にも沢山ある。本記事では、スタンド機能を兼ね揃えた特殊なMacBook Pro用ドッキングステーションを6製品ピックアップする。買い物の参考にしてもらいたい。
Belkin 11-in-1 USB-C ドッキングステーション
Amazonより
「Belkin 11-in-1 USB-C ドッキングステーション」は11種類のポートを搭載するドック。MacBook Proのキーボードやトラックパッドを使いながら外部ディスプレイを拡張したい人に最適な商品となっており、本体下に置くことでキーボードに傾斜を付けられる構造だ。
搭載ポートは、以下のとおり。接続用のUSB-Cケーブルは一体型。
- HDMI×2(最大4K@60Hz+最大4K@30Hz)
- VGA×1(最大1080p)
- USB-A×2
- 2.5Gbイーサネットポート
- 3.5mmオーディオポート(入出力)
- USB-Cポート((最大85W PD対応)
- USB-Cポート(最大10Gbps)
- SD4.0
- microSD3.0
Anker 675 USB-C ドッキングステーション (12-in-1, Monitor Stand, Wireless)
Amazonより
「Anker 675 USB-C ドッキングステーション (12-in-1, Monitor Stand, Wireless) 」は、ドッキングステーション+ワイヤレス充電台+ノートPCスタンドを1つにまとめた3-in-1製品。一般的にデスク周りに必要とされる機能はすべて揃っている。
搭載ポートは以下のとおり。
- 1 × ワイヤレス充電パッド (5W / 7.5W / 10W)
- 1 × USB PD対応USB-Cアップストリームポート (最大100W)
- 2 × USB 3.2 Gen2 USB-Cポート(最大10Gbps, 合計45W)
- 3 × USB 3.2 Gen2 USB-A ポート(最大10Gbps, 1 × 7.5W, 2 × 4.5W)
- 1 × 最大4K (60Hz) 対応HDMIポート
- 1 × 3.5mmオーディオジャック
- 1 × イーサネットポート (最大1Gbps)
- 1 × microSDカードスロット&1 × SDカードスロット
- DC入力ポート (20V=9A)
PULWTOP 11 in 1 USB C ドッキングステーション
Amazonより
「PULWTOP 11 in 1 USB C ドッキングステーション」は、MacBook Pro用をクラムシェルモードで使用するためのスタンド機能を兼ね揃えたドッキングステーション。本体を差し込むと自動的にフィットするような構造が採用されており、最大36mmの厚みであれば差し込める。
各種ポートに加え、最大2TBまで拡張できるPCIe NVMe M.2 SSD容量拡張スロットが搭載されている。ストレージ容量をドッキングステーション内で追加できることで、省スペース化に繋がるだろう。
搭載ポートは以下のとおり。
- USB-C 3.2 Gen2(10Gbps) x 2
- USB-A 3.0(5Gbps) x 2
- HDMI 2.0(4K@60Hz) x 1
- Ethernet LAN RJ45 (10/100/1000M) x 1
- SD/TF 3.0 104Mbps カードリーダー x 1
- PD-in 3.0 100W 入力x 1
- PCIe NVMe M.2 SSD容量拡張スロット 10Gbps x 1
- ホスト接続用 USB Cポートx 1
Ascrono MacBook Proドッキングステーション
Amazonより
「Ascrono MacBook Proドッキングステーション」はクラムシェルモードでMacBook Proを使用するためのスライド式Thunderbolt 4ドッキングステーション。左側面にある2つのThunderbolt 4ポートとMagSafe充電ポートを予めドッキングステーション側に取り付けて置くことで、本体をスライドインするだけで拡張できる仕組みだ。
実は「ドッキングステーション」として紹介しているが、製品自体に拡張できるポートはない。ケーブルの抜き差しする手間を省くことが目的だ。僕のように、2つのThunderbolt 4ケーブルを都度差し込んでいる人にとっては最高のアイテムだが、そのために4.5万円は……非常に手が出しづらいところだ。
tyonit TiltSnap
Amazonより
「tyonit TiltSnap」も、先に紹介した「Ascrono MacBook Proドッキングステーション」と同様にケーブルの抜き差しを簡略化するために存在するドッキングステーション。最大の違いは、マグネットで製品とMacBook Proを接続する機構が用意されていることだ。
MacBook ProのThunderbolt 4ポートにマグネット式プラグを予め取り付けておくことで、スライドした際にマグネットで接続し、その先にあるThunderbolt 3/4対応ドックに繋がる、という仕組みだ。マグネット式の端子を噛ませても、最大40Gbpsのデータ転送や最大100Wの電力供給は利用できると案内されている。
Brydge ProDock Thunderbolt 4 ドッキングステーション
Amazonより
スライド式の構造を採用したドッキングステーションで、ポートも拡張できる製品はないのか。トリを飾る「Brydge ProDock Thunderbolt 4 ドッキングステーション」はMacBook Proを縦向きに差し込むことで使用するドッキングステーション。以下のポートが搭載されており、拡張できる仕組みだ。
- Thunderbolt 4ポート ×3
- USB-Cポート(3.2 Gen 1) × 1
- USB-Aポート(3.2 Gen 2) × 3
- ギガビットイーサネット
- 3.5ミリメートルのオーディオ出力
- SDカードリーダー
- 15WのMagSafe互換Qi充電器
ドッキングステーションから3つのThunderbolt 4ポートに拡張できる他、iPhoneも充電できるワイヤレス充電台やSDカードリーダーなどが搭載されており、省スペースと拡張性のバランスに優れた製品と言えるだろう。