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Intel製チップの設計ミス問題:「macOS 10.13.2」でほぼ修正済み、劇的な性能低下はなし

Intel製チップにおいて重大な設計ミスが判明し、OSレベルの修正が必要となっていることが明らかになった。WindowsやLinuxでは最低でも5%、最大で30%もの性能低下が見られていることから、macOSおよびMacへの影響が懸念されていた。

AppleInsiderが入手した複数のApple内部関係者からの情報によると、Appleは最新のmacOSバージョンである「macOS High Sierra 10.13.2」でこれらの問題をほぼ修正済みであることが判明。

「macOS 10.13.1」と「macOS 10.13.2」で性能に変化は見られず

さらに、デベロッパーAlex Ionescu氏によると、「Double Map」と呼んでいるコードで同問題を修正していることをスクリーンショットとともに指摘。「macOS High Sierra 10.13.3」でもさらに修正が加えられているようだ。

脆弱性そのものは既に最新のmacOSで修正されているようだが、気になるのはパフォーマンスへの影響。Macの性能は、修正される前後で変化したのだろうか。

AppleInsiderはMacBook Proの2017年モデルを使用し、「macOS High Sierra 10.13.1」と「macOS High Sierra 10.13.2」のパフォーマンスを比較したところ、顕著な性能差は見られなかったと結論付けている。

Intelもこのことについて声明を発表。多くの企業と協力して問題の解決にあたっていることを説明するとともに、同問題の影響を受けているのはIntel製チップだけではないことを指摘。当初報じられていなかったARMやAMDのチップも同じく修正が必要となっているようだ。

ひとまずMacユーザーは最新のmacOSにアップデートしていればこの問題は大丈夫そうだ。まだアップデートしていない、という人はこの機会にやるべし!

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更新日2019年07月23日
執筆者g.O.R.i
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