Apple、ARMベースのMac用チップ「T310」を開発中か
Appleは内部でコードネーム「T310」と呼ばれているARMベースのMac用チップを開発しているとBloombergが報じている。
この新しいチップはMacにおける低電力操作を一部サポートし、MacBook Pro(2016)のTouch Barを動作させるために使用されている「T1」チップに似た機能を持つとされている。なお、「T1」チップもARMベースのものとなっている。
AppleがARMベースのチップを開発するのはIntelへの依存度を減らすことも目的の1つであると見られているが、Macの「Power Nap」機能を処理するために使われると見られている。
Power Napの機能を処理、新型MacBook Proに搭載か
「Power Nap」機能はMacがスリープ状態でも新着メールやカレンダー情報の更新を含むiCloudアップデートを定期的に確認してくれるという機能。現時点でも同機能における消費電池量は非常に少ないが、「T310」に乗り換えることによってさらなる低電力を実現することが可能になると見られている。
この新しいチップは2017年後半に発表される見通しとなっている新型MacBook Proに搭載される可能性があるとのこと。これまでの噂によると、2017年モデルはRAMを最大32GBまで搭載できるモデルが登場すると言われている。
また、他にもより性能が向上した12インチ型MacBookやUSB-Cポートを搭載した新型iMacも今年中に登場する見通しとなっている。
Appleは将来的にIntelから完全に独立したいという思いはあるかもしれないが、今のところARMベースのチップを開発しているのはあくまでもIntelのチップを置き換えるのではなく併用することが目的となっているようだ。
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(via MacRumors)
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