16インチ型MacBook Pro(2019)の下位モデル、グラフィック性能は十分”プロ”レベルであることが判明
6コアモデル、一部の計測結果ではVega 20グラフィックスを搭載したモデルを凌駕することも
16インチ型MacBook Pro(2019)は15インチモデルを置き換えた。よって、16インチモデルの下位モデルのCPUは6コア、上位モデルは8コアとなっている。
15インチモデルの6コアモデルでも十分なパフォーマンスを出していたが、16インチモデルは測定結果によって「Vega 20』グラフィックスを搭載したモデルを凌駕する性能を持っている場合があることが判明!為替の影響で価格が値下げされたこともあり、今まで以上にコストパフォーマンスの高いマシーンであることが分かった!
同じCPUなのに排熱性能によってパフォーマンスが向上
これらの検証を行ったのはYouTubeチャンネル「Max Tech」。検証したモデルは2.6GHz 6コアプロセッサ/16GB/AMD Radeon Pro 5300M/512GBという構成の下位モデル。
「Cinebench R20」や「Geekbench 5」を使用したベンチマークスコアによると、2019年15インチ下位モデルと比べてピーク時における最大クロック数が高くなっていて、非常動作時におけるクロック数も約300Mzほど高くなっていると報告。
排熱構造の見直しの恩恵はパフォーマンスだけではなく、ファンの回転数にも影響。デシベル数の比較としてはわずかに16インチモデルの方が上回っているものの音が低く、回転数は従来よりも抑えられていると報告している。
最大の進化ポイントはグラフィック性能。従来の6コアモデルは「Radeon Pro 555X」グラフィックスを採用していたためお世辞にも”プロマシーン”と呼べる性能ではなかったが、16インチモデルは「AMD Radeon Pro 5300M」グラフィックスを搭載し、15インチモデルの2倍近いパフォーマンスを記録。
その性能は、「Vega 16」グラフィックスさえも凌駕し、「Vega 20」グラフィックスに迫るベンチマークスコアを記録していると報告している。
動画編集においてもVega 20グラフィックス搭載モデルを上回る性能
では実際に16インチ型MacBook Pro(2019)の下位モデルは実作業におけるパフォーマンスはどうなのか。
「Blackmagic RAW Speed Test」による計測結果によると、8K画質をCPUは36fpsで、GPUは46fpsでデコードできるとのこと。6K画質であれば、GPUを使えば60fpsでデコードできることも確認されている。
「Final Cut Pro」による動画編集性能はどうなのか。専用のXMLファイルを使ったパフォーマンス計測を目的とした「BruceX」と呼ばれるレンダリング・書き出しテストによると、「Vega 20」グラフィックスを搭載した2018年モデルが32秒掛かったのに対し、16インチモデルは20秒で完了。
10万円以上の価格差があるモデルであるのにも関わらず、16インチの下位モデルの方が高い性能を発揮できている。
今回動画でテストしているのはあくまでも下位モデル。16インチ型MacBook Pro(2019)は1.1万円の追加で8GBのGDDR6メモリを搭載した「AMD Radeon Pro 5500M」グラフィックスにアップグレードすることが可能。動画編集などグラフィック性能を必要とする作業をするのであれば、今までのMacBook Proをさらに上回るパフォーマンスが期待できそうだ。
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ありがとうございました!!
先程Appleストアで実機を触ってきました。
標準モデルで十分そうです、明日購入してきます!
ありがとうございました、また有益な情報をよろします!!!
仮想環境を使うのであればRAMは32GBあったほうが快適には動作すると思いますけど、16GBでも全く動作しないことはないと思いますよ!2016年モデルから買い替えたら劇的な進化を体感できると思いますw
キーボードが改良されて、購入意欲が湧いています・・・
ParallelsでWindowsも使いたい場合は、メモリ32GB以上が良いですよね?
2016年もでるの15インチから買い換えるか、迷っています^^;
作業内容によると思いますよー!
いつも読ませてもらってます!
今mpb 15 inch 2019の所謂ultimateモデルを使っているのですが今回の16inchに買い替えるべきでしょうか?
メモリ64gbというのは浪漫!