MacBook Pro(2016)、修理受付をすべて停止中ーーApple、原因を特定できず
MacBook Pro(2016)はパフォーマンスが向上し、軽く、薄く、格好良くなった。
ただし、致命的な問題を抱えている。バグだらけなのだ。動作不良と不具合発生のオンパレードと言っても過言ではない。
バッテリーが想定よりも長持ちしないという不満も一部から噴出しているが、それよりも致命的なのはGPU不具合による画面表示の乱れ。「macOS Sierra 10.12.2」で問題が修正されたとAppleは公表していたが、恩恵を受けることができたのは一部の人となっていて、残念ながら同じ不具合に悩まされている人もいるようだ。
価格コムの書き込みによると、2017年1月6日時点において、AppleはGPU不具合による画面表示の乱れの原因特定ができず、MacBook Pro(2016)の修理受付を完全に停止していることが明らかになった!
長時間のスリープ復帰後に発生、短時間では発生せず
投稿者によると、2017年1月6日時点においてAppleはMacBook Proの2016年モデルはGPUに関する不具合だけではなく、画面の破損や水濡れなどの修理内容でも一切受け付けてくれないとのこと。
これをアップルに相談したところ、原因特定がまだできておらず、現状は修理不可能と言われてしまいました。
それどころかこの問題の原因が特定できるまではこのモデル全ての修理受付をストップしているそうです。
例えばキーボードに水をこぼした、画面を破損した、などのGPUとは全く関係のない修理でも1/6現在受け付けてはもらえないそうです。
(スペシャリストは2016モデル全てと言っていたのでBarありモデルも含むのかもしれません)
なお、この投稿者は直時間のスリープから復帰するとパスコード入力画面が乱れるというもの。再起動で直るものの、復帰後1発目は必ず画面が乱れるとコメントしている。なお、短いスリープからの復帰では発生しない模様。
実は、この報告されている内容と全く同じ不具合を昨日と本日、2日間続けて自分のマシーンでも体験している。
僕の15インチ型MacBook Pro(2016)で起きた不具合
昨夜、スリープ後、4Kディスプレイを接続した状態で閉じた状態で席を離れた。本日、Macを開いてみると、下記のような見たことのない乱れがTouch Barに発見。
GPUの不具合で見られた赤い線がなんとTouch Barにも出現していた。
しばらくして様子を見ていると、何かしらの通知を表示しようとしているが、こちらも赤く表示され、内容が見えない。本来であればアプリのアイコンが左側に表示され、通知内容表示されるはず。
うんともすんとも言わないので、電源ボタンの長押しで強制的に再起動した結果、「問題が発生したためコンピュータをシステム終了しました」の画面が表示された。
MacBook Proをメインマシーンとして使っている人は僕だけではないはず。一刻も早く原因を特定し、ソフトウェアアップデートの配布なり、製品リコールを実施するなり対処してもらいたいところだ。
俺だけかなーって思ってた色んなバグが #macbookpro2016 を買った人でも報告されている状況から言えるのは、Appleはもうちょっとデバッグ作業を頑張ったほうが良いってことだなw いつもメジャーアップデート後の製品はボロボロであることに定評あるけど、今回は本当に酷いよ…
— g.O.R.i(gori.meの中の人) (@planetofgori) January 7, 2017
急ぎでMacBook Proが必要なのであれば、今は2015年モデルを買った方が懸命かもしれない。
【追記】修理受付停止の原因は診断ツールの提供遅れの模様。詳しくは下記記事からどうぞ。
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(Thanks to @AyatoNakagawa)