M4/M4 Pro Mac miniの注目するべき7つのポイント
「同じ価格帯で最も販売台数が多いWindowsデスクトップパソコンと比べると、Mac miniは20分の1のサイズで最大6倍高速です」
Appleが発表した新型Mac miniは、Appleシリコン時代におけるデスクトップコンピューターの在り方を見せつける存在だ。プレスリリース内でも「同じ価格帯で最も販売台数が多いWindowsデスクトップパソコンと比べると、Mac miniは20分の1のサイズで最大6倍高速です」とアピール。久しぶりに誰もがあっと驚く製品が誕生した。
本記事では、M4/M4 Pro Mac miniの注目するべきポイントを紹介する。
1. 衝撃の小ささ、驚くほどの軽さ。M4 Proのほうが重い
新型Mac miniは「Appleの技術力を結集した最新Mac」になる予感と書いたが、まさに期待どおりの発表だった。
M4とM4 Proチップの搭載は規定路線だったが、最新チップを収納した筐体のサイズには驚いた。わずか12.7cm四方で、高さは5cm。重量はM4モデルで670g、M4 Proモデルで730gを実現している。
M2/M2 Proモデルは19.70cm四方かつ1.18〜1.28kgだった。高さは旧モデルのほうが低く、3.58cmだった。
驚きのコンパクトさを実現しながらも、電源アダプタは存在しないとみられ、電源ケーブルのみがあれば接続可能。Appleらしい、とことんミニマルなデスクトップが誕生した。
2. M4 Proモデルは最大64GBのメモリが搭載可能
本体が小さくても、性能はトップクラスだ。
両モデルともLPDDR5Xメモリを採用し、M4 Proチップを搭載したMac miniのメモリは273GB/sのメモリ帯域幅を持つ。最大64GBまで搭載可能となっており、従来のM2 Proモデルに比べて2倍になっている。
M4モデルのメモリ帯域幅は120GB/s。最小構成で16GB、オプションで24GBまたは32GBが選択できる。
3. 最大3台の6Kディスプレイ出力が可能
- M4
- M4 Pro
- 最大3台のディスプレイ:ThunderboltまたはHDMI経由で最大6K@60Hzのディスプレイ3台
- 最大2台のディスプレイ:Thunderbolt経由で最大6K@60Hzのディスプレイ1台と、ThunderboltまたはHDMI経由で最大8K@60Hzのディスプレイまたは4K@240Hzのディスプレイ1台
4. 電源ボタンは底面に移動
デザインの刷新に伴い、電源ボタンは本体の底面に移動。頻繁に電源のオン・オフを切り替えない前提の配置となっている。
5. M4 Proモデル、Macとして初めてThunderbolt 5ポートを搭載
新型Mac miniの背面側
M4 Pro Mac miniは、Macとして初めてThunderbolt 5ポートを搭載した。
Thunderbolt 5は、Thunderbolt 3およびThunderbolt 4の帯域幅が2倍となり、双方向80Gbpsのデータ転送速度を実現。受信用レーンを送信用として使うことで、最大120Gbpsの送信が可能となる「Bandwidth Boost(帯域幅ブースト)」機能が利用できるため、データ転送速度は「最大120Gbps」とされている。また、電源供給も最大140Wから最大240Wまで引き上げられている。
Thunderbolt 5ポートを搭載するのはM4 Proモデルのみ。M4モデルは3つのThunderbolt 4ポートを搭載している。
なお前面側にある2つのUSB-Cポートは、USB 3に対応する最大10Gb/s仕様のものとなっている。M4およびM4 Proで共通仕様だ。
新型Mac miniの前面側
6. M4モデルもHDMI 2.1をサポート
Mac miniの従来モデルはM2モデルはHDMI 2.0、M2 ProモデルはHDMI 2.1仕様だった。M4/M4 Pro Mac miniは、搭載チップに関わらずHDMI 2.1をサポートしている。
7. Neural Engineの処理能力が2倍に
M4のNeural Engineは、M1搭載のMac miniと比べて3倍以上高速。毎秒38兆回の演算処理が可能となっている。M2モデルと比べても2倍以上高速化している。
素朴な疑問ですが、デスクトップで電源っていつ、何のために切るんですか??スリープでいいのでは??
え、」電源ボタンの位置が「!?」なんですけど・・・
せめて背面でしょーが😡