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M4/M4 Pro Mac miniの注目するべき7つのポイント

「同じ価格帯で最も販売台数が多いWindowsデスクトップパソコンと比べると、Mac miniは20分の1のサイズで最大6倍高速です」

Mac mini features you didnt know about 2.

Appleが発表した新型Mac miniは、Appleシリコン時代におけるデスクトップコンピューターの在り方を見せつける存在だ。プレスリリース内でも「同じ価格帯で最も販売台数が多いWindowsデスクトップパソコンと比べると、Mac miniは20分の1のサイズで最大6倍高速です」とアピール。久しぶりに誰もがあっと驚く製品が誕生した。

本記事では、M4/M4 Pro Mac miniの注目するべきポイントを紹介する。

1. 衝撃の小ささ、驚くほどの軽さ。M4 Proのほうが重い

The amazing size of mac mini 2024

新型Mac miniは「Appleの技術力を結集した最新Mac」になる予感と書いたが、まさに期待どおりの発表だった。

M4M4 Proチップの搭載は規定路線だったが、最新チップを収納した筐体のサイズには驚いた。わずか12.7cm四方で、高さは5cm。重量はM4モデルで670g、M4 Proモデルで730gを実現している。

  • 高さ:5.0cm
  • 幅:12.7cm
  • 奥行き:12.7cm
  • 重量(M4):0.67kg
  • 重量(M4 Pro):0.73kg

M2/M2 Proモデルは19.70cm四方かつ1.18〜1.28kgだった。高さは旧モデルのほうが低く、3.58cmだった。

驚きのコンパクトさを実現しながらも、電源アダプタは存在しないとみられ、電源ケーブルのみがあれば接続可能。Appleらしい、とことんミニマルなデスクトップが誕生した。

2. M4 Proモデルは最大64GBのメモリが搭載可能

本体が小さくても、性能はトップクラスだ。

両モデルともLPDDR5Xメモリを採用し、M4 Proチップを搭載したMac miniのメモリは273GB/sのメモリ帯域幅を持つ。最大64GBまで搭載可能となっており、従来のM2 Proモデルに比べて2倍になっている。

M4モデルのメモリ帯域幅は120GB/s。最小構成で16GB、オプションで24GBまたは32GBが選択できる。

3. 最大3台の6Kディスプレイ出力が可能

  • M4
    • 最大3台のディスプレイ:Thunderbolt経由で最大6K@60Hzのディスプレイ2台と、Thunderbolt経由で最大5K@60HzのディスプレイまたはHDMI経由で4K@60Hzのディスプレイ1台
    • 最大2台のディスプレイ:Thunderbolt経由で最大5K@60Hzのディスプレイ1台と、ThunderboltまたはHDMI経由で最大8K解像度@60Hzのディスプレイまたは4K@240Hzのディスプレイ1台
  • M4 Pro
    • 最大3台のディスプレイ:ThunderboltまたはHDMI経由で最大6K@60Hzのディスプレイ3台
    • 最大2台のディスプレイ:Thunderbolt経由で最大6K@60Hzのディスプレイ1台と、ThunderboltまたはHDMI経由で最大8K@60Hzのディスプレイまたは4K@240Hzのディスプレイ1台

4. 電源ボタンは底面に移動

Mac mini power button.

デザインの刷新に伴い、電源ボタンは本体の底面に移動。頻繁に電源のオン・オフを切り替えない前提の配置となっている。

5. M4 Proモデル、Macとして初めてThunderbolt 5ポートを搭載

M4 M4Pro Mac mini official release 01.
新型Mac miniの背面側

M4 Pro Mac miniは、Macとして初めてThunderbolt 5ポートを搭載した。

Thunderbolt 5は、Thunderbolt 3およびThunderbolt 4の帯域幅が2倍となり、双方向80Gbpsのデータ転送速度を実現。受信用レーンを送信用として使うことで、最大120Gbpsの送信が可能となる「Bandwidth Boost(帯域幅ブースト)」機能が利用できるため、データ転送速度は「最大120Gbps」とされている。また、電源供給も最大140Wから最大240Wまで引き上げられている。

Thunderbolt 5ポートを搭載するのはM4 Proモデルのみ。M4モデルは3つのThunderbolt 4ポートを搭載している。

なお前面側にある2つのUSB-Cポートは、USB 3に対応する最大10Gb/s仕様のものとなっている。M4およびM4 Proで共通仕様だ。
M4 M4Pro Mac mini official release 03.
新型Mac miniの前面側

6. M4モデルもHDMI 2.1をサポート

Mac miniの従来モデルはM2モデルはHDMI 2.0、M2 ProモデルはHDMI 2.1仕様だった。M4/M4 Pro Mac miniは、搭載チップに関わらずHDMI 2.1をサポートしている。

7. Neural Engineの処理能力が2倍に

M4のNeural Engineは、M1搭載のMac miniと比べて3倍以上高速。毎秒38兆回の演算処理が可能となっている。M2モデルと比べても2倍以上高速化している。

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公開情報
更新日2024年10月30日
執筆者g.O.R.i
コメント(9件)

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  1. 通りすがりの読者(コメントID:704887)

    670gなら持ち運びできるデスクトップPCってことか。

  2. 🍎(コメントID:704886)

    なんでみんな騒いでるんや?どう考えても電源ボタンなんて要らないやろ(過激派)。

  3. 通りすがりの読者(コメントID:704885)

    Mac Studio使ってますが、縦置き、後ろを表に向けて使ってるので電源ボタンに困ってないですが、
    そもそも月に1回押すか、って感じですね。縦置きスタンド出るだろうし、全然問題ない気が。 

  4. 通りすがりの読者(コメントID:704884)

    昔だったら当たり前にシャットダウンしていたので電源ボタンの位置は気にしました。
    それを考えると使い方の提案込みでのデザインかもしれないですね。
    私はMacBook Airですが再起動するのはアップデートのときくらいです。

  5. g.O.R.i(コメントID:704882)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:704881)
    仮にスリープ中に停電とかしてもスリープ時の状態で復帰できるみたいですね。 基本スリープで、たまに再起動する程度で問題ないのではないでしょうか。

    ですね!なのでなんで多くの人がそんなに電源ボタンの位置にこだわっているのかなぁと!w

  6. 通りすがりの読者(コメントID:704881)

    仮にスリープ中に停電とかしてもスリープ時の状態で復帰できるみたいですね。
    基本スリープで、たまに再起動する程度で問題ないのではないでしょうか。

  7. 通りすがりの読者(コメントID:704880)

    Mac miniユーザーですが、普通の運用では電源切ったのいつだっけ?レベルなのでほぼ困りません。
    底面での電源ボタンで文句がある方はサーバー利用なんでしょうかね?

  8. g.O.R.i(コメントID:704876)
    コメント先:通りすがりの読者(コメントID:704875)
    え、」電源ボタンの位置が「!?」なんですけど・・・ せめて背面でしょーが😡

    素朴な疑問ですが、デスクトップで電源っていつ、何のために切るんですか??スリープでいいのでは??

  9. 通りすがりの読者(コメントID:704875)

    え、」電源ボタンの位置が「!?」なんですけど・・・
    せめて背面でしょーが😡

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