OWC、InterBEE 2024で世界初のThunderbolt 5 SSDを含む革新製品を公開
最大80Gbpsの転送速度を実現するThunderbolt 5 Hubも注目の的に
メディア業界の注目イベント「InterBEE 2024」で、OWCが次世代のThunderbolt 5技術を搭載した新製品を披露する。11月13日から15日まで幕張メッセで開催されるこのイベントは、放送、音楽、ビデオ、通信のプロフェッショナルにとって重要な発見の場となる。
世界初のThunderbolt 5ポータブルSSDが登場へ
OWCの目玉製品は、世界初のThunderbolt 5ポータブルSSD「OWC Envoy Ultra SSD」だ。6000MB/sを超える驚異的な転送速度に加え、防塵・防水性能を備えたアルミ筐体を採用している。
この製品は、大容量動画ファイルを扱うプロのクリエイターから一般ユーザーまで、幅広いニーズに応える。
倍増した転送速度を活かすThunderbolt 5ハブ
同時に注目を集めるのが「OWC Thunderbolt 5 Hub」だ。最大80Gbpsの双方向通信速度を実現し、3つのThunderbolt 5ポートと1つのUSB-Aポートを提供する。さらに、最大120Gbpsの高速ディスプレイ帯域幅により、3台の8Kディスプレイを60Hzでサポートする能力を持つ。
接続端子は背面側に配置されており、前面側にもThunderbolt 5ポートが用意されている。搭載されているポートの種類は限られているが、MacBook Proをデスクトップマシーンのように使う人にとっては魅力的なThunderbolt 5ドックになるだろう。
大容量NASやCFe4.0カードリーダーなども出展
大容量NASの「OWC Jellyfish Studio」も見逃せない。高解像度メディアの共有に最適化されたこの製品は、ドキュメンタリーや長編映画の制作現場、さらには学習教室での使用を想定している。
OWCはこれらの主力製品に加え、「OWC Express 1M2」「OWC Thunderblade X8」「OWC CF Express 4.0 Card Reader」「OWC Innergize Software」なども展示する。これらのソリューションは、撮影から編集、配信まで、コンテンツ制作の全工程を最適化し、クリエイターの生産性を飛躍的に向上させる。
OWC Thunderbolt 5 Hubは2024年12月に発売予定。Envoy Ultra SSDは11月下旬からアマゾンOWC直営公式ストアで販売開始予定だ。2TBモデルが63,790円、4TBモデルが98,990円(いずれも税込)という価格設定は、高性能と高い信頼性を求めるプロフェッショナル向けだ。
OWCの今回の製品ラインナップは、Thunderbolt 5技術を中心に据えた次世代のワークフロー革命を予感させる。InterBEE 2024は、メディア制作の未来を垣間見る絶好の機会となりそうだ。