「OS X Yosemite」のネーミングのお陰でヨセミテ国立公園の来園者数が増加したことが明らかに
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Appleは世界を変えた、と言うとなぜかApple信者呼ばわりされるのだが、GoogleやMicrosoftを始めとした多くの企業が世界を変えてきたように、Appleもある側面においては確実に世界を変えたと言っても過言ではない。
スマートフォン市場やタブレット市場を生み出し、今はスマートウォッチ市場を生み出し、既存の時計市場をかき回そうとしている。これらは実際にAppleが狙っているので影響があって当然なのだが、予想外の分野でAppleの影響力が発揮され、話題となっている。
それではなんと観光事業。昨年、「OS X Yosemite」を発表したことを受けて、ヨセミテ国立公園の来園者数は前年に比べて増えたことが明らかになった!
GoogleやWikipediaの検索数も増加!来園者数はV字回復
AppleがOS Xバージョンを「OS X Yosemite」にするだけで、観光事業にこれほどのインパクトを与えるとは誰も想像しなかっただろう。
The Washington Postが公開した下記表によると、2011年以来右肩下がりだったヨセミテ国立公園への来園者数は、2014年に見事なV字回復を見せている。
【img via The Washington Post】
これがすべて「OS X Yosemite」のお陰だったとはさすがに思わないが、多少影響していると思っても差し支えないだろう。というのも、Hotels.comによると「OS X Yosemite」の発表後、ヨセミテ国立公園周辺のホテル検索数は21%アップしたそうだ。
他にもWikipediaの「ヨセミテ国立公園」の記事へのアクセス数は2013年とくらべて50%アップ。Googleトレンドにおける検索ボリュームも同時期比で増えていることが確認されている。
ヨセミテ国立公園への来園者数が増えたことは事実。仮に本当に「OS X Yosemite」の影響があったとすれば、「OS X Kinkakuji」が発表された日には京都への外国人観光客が殺到するようになるのだろうか。
Appleのネーミングによる経済効果は計り知れない。
(via Cult Of Mac)