Essential、次期モデルの開発を中止ーー身売りも検討か
Android産みの親ことAndy Rubin氏が手掛けた、ベゼルレスディスプレイが特徴のハイエンドスマートフォン「Essential Phone」が発表されたのは2017年5月。
1年後、開発元であるEssential Productsは次期モデルの開発を中止し、身売りも検討しているとBloombergが報じている。同社のエンジニアは新しいスマートホーム製品の開発を進めており、来年発表を目指していると伝えられている。
「Essential Phone」は、その当時ではまだ存在していなかったベゼルレス・スマートフォンという世間の期待を背負って登場したものの、発表直後から苦戦。
当初の発売予定から数週間遅れた上に、カメラの性能の低さが批判され、タッチ操作や通話に関する不具合も判明。販売価格は699ドルに設定されたが、全世界で2万台しか売れなかったと伝えられている。
10月には大幅な値下げを実施し、200ドルに価格を改定。その結果、現在では販売台数は最低でも15万台以上ではないかと見られている。
Andy Rubin氏はこの件について下記のようにツイートしている。
We always have multiple products in development at the same time and we embrace canceling some in favor of the ones we think will be bigger hits. We are putting all of our efforts towards our future, game-changing products, which include mobile and home products.
— Andy Rubin (@Arubin) May 24, 2018
ツイートそのものではこの件について書かれているかどうかは分からないが、The Vergeが同様の内容をEssential Productsの広報担当より受け取っていることから、少なくとも次期モデルの開発を中止する計画は事実であるようなニュアンスが読み取れる。