Samsung、マルチウィンドウ機能が無いことやディスプレイ性能の乏しさについてiPadを揶揄するテレビCMを公開
「他人を蹴落として自分の優位性をアピールする」という生き方をしている人は本当に恥ずかしい。傍から見ていて本当に惨めだが、そういう人同士が積極的に互いを蹴落とし合って結果的にどちらも世の中から滅びてくれたら僕としては不満はない。
僕にしては意外と過激な書き出しから始まった本エントリーだが、まさに他人を蹴落とすマーケティングを長らく実践してきたと言えるSamsung。今回もマルチウィンドウ機能が無いことやディスプレイ性能の乏しさについてiPadを揶揄するテレビCMを公開していたので、紹介する!
iPadを意識しているとも言える内容で展開
前回紹介したiPhoneの電池持ちの悪さを小バカにしたテレビCMは直接的にiPhoneを引き合いに出していたが、今回は直接的にiPadについては言及していない。ただ、タブレット市場の王座に君臨しているのは他でもなくiPadであることを考えると、比較対象としてiPadを念頭においてCMを展開していることは分かる人には分かる。
公開されているテレビCMは2本。1本はマルチウィンドウ機能がないことを揶揄する内容。2本目は有機ELを採用している「Galaxy Tab S」のディスプレイ性能がいかに優れているかについて語っている。以下、2本続けてどうぞ。
冒頭でバッサリとSamsungのテレビCMにおける方針を斬り捨てたものの、市場を制しているデバイスに対する優位性をアピールする必要性があるのはよく分かる。ただし、やり方が極めて幼稚だ。事実、Appleの提供する機能やサービスを次々とパクっている二番煎じメーカーであるとは思いつつも、プロモーションにおいて自社製品の良さを全面に推し出した内容を展開できるはずだ。
僕自身、「Galaxy S2」「Galaxy S3」「Galaxy Nexus」「Galaxy S5」を使ってきている身だ。それぞれの端末はやはり完成度も高く、使い勝手が良いものが多い。恐らくこの手のCMを公開し続けている理由はそれなりに成果が出ているからだと思いつつも、もう少し商品としての魅力が伝わる内容を公開して欲しいなと思った。
Apple製品の方が断然好きだが、Samsung製品も決して嫌いではない。そんな思いを込めて。
(via MacRumors)