Samsung、ホームオートメーションのSmartThingsを推定2億ドルで買収
この先、スマートフォンをはじめとしたモバイルデバイスはデバイス単体の進化だけではなく、デバイスを利用した周りの環境の整備や利便性向上にシフトしていくかもしれない。
SamsungがホームオートメーションのSmartThingsを買収したということがSmartThingsの公式ブログで明らかになった!買収額は明らかにされていないが2億ドル前後ではないかと言われている。
買収後も独立した子会社として運営され、SamsungのOpen Innovation Centerグループの一員として引き続きサービス開発を進めるとのこと。
家電を自由に操作することができるプラットフォーム
「ホームオートメーション」と言われて「?」という人もいるかもしれない。これは「Home Automation」、つまり「自宅の自動化」を意味していることから、家の中にある家電一式を手元にあるデバイスから操作できるようにする仕組みだ。この分野は最近多くの注目を集めていて、Appleもスマートホーム規格「HomeKit」を「WWDC 2014」で発表している。
SmartThingsといえばKickstarterで大幅な資金調達に成功し、大きな注目を集めていた。iOSやAndroidデバイス専用のアプリを用意するだけではなく、操作するための証明スイッチやセンサー、ドアロックなどのハードウェアも開発している。
Kickstarterに掲載されていた以下の動画を見れば概要はつかめると思うので、以下からどうぞ。
先ほど伝えた通り、Appleが開発を進めている分野にSamsungが参入しないはずがない。今やお決まりの流れだ。現時点ではSmartThingsは独立運営を続けると宣言しているが、Samsungの傘下にある以上、Samsungデバイスに限定されたサービスやハードウェアを提供することも考えられる。
最近どうも風当たりがあまり良くないSamsung。ホームオートメーション分野においてどのように展開するのか、静かに横目で見ておきたい。
(via 9to5Mac)