「Galaxy Fold」が分解レポートが公開、折り畳み構造に欠陥が発覚
iFixitが「Galaxy Fold」の分解レポートを公開した。
レビューユニットの故障が次々と報告された結果、米国の発売も延期され、最悪のスタートとなった同端末の一体何が問題だったのか。どうやらディスプレイが折り畳めることに注力しすぎたせいか、ディスプレイパネルと本体に隙間が生じゴミやホコリが入り込んでしまうという、デザイン上の欠陥が明らかになった。
わずかな隙間が故障を引き起こしている可能性
「Galaxy Fold」の巨大ディスプレイは1枚のパネルが折り畳まれた状態になっているかもしれないが、筐体はそのような柔軟性はないため、大雑把に説明すると2つの筐体が1枚のディスプレイパネルで繋がっているような状態になっている。
iFixitは、端末が開いた状態で2つの筐体が並ぶ時にベゼルの下に7mmの隙間が生まれることを発見。この隙間からゴミやホコリなどが入り込めば、ディスプレイを傷つける可能性はある。
また、折り畳んだ状態でも2つの筐体を繋ぎ止めるヒンジ部分に隙間があることも発見。これらは開いた状態の隙間ほどの広さはないものの、ゴミやホコリが入り込む余地はあることが分かる。
なぜSamsungが開発段階でこの隙間に気づかなかったのか、気づいたとしてなぜ止めなかったのか、気になる点は多数あるが、この分解レポートを踏まえた上で同社がどのような対策を講じるのか、興味深い。
折り畳みスマホはHuaweiからも「Mate X」が発表され、Xiaomiも開発していると言われている。Appleも折り畳みiPhoneを想定した特許を出願していたことが判明しているが、各社が従来のスマホにはない技術的な課題をどのように乗り越えていくのか、注目が集まる。
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