Samsung、ワイヤレス決済システム「LoopPay」を買収!「Apple Pay」と真っ向勝負へ
アメリカにおける「Apple Pay」の注目度は非常に高い。サービス開始後3日間で100万件のクレジットカードをアクティベートしたと伝えられているが、店によっては既存サービスを出し抜いて最も利用されているモバイル決済システムとなっているそうだ。
Appleが成功している分野には遠慮知らずの勢いで参入してくるSamsungも当然、この状況を蚊帳の外から見ているだけには留まらない。本日、Samsungはワイヤレス決済システム「LoopPay」を買収したことが明らかになった!
Samsungが買収した決済サービス「LoopPay」とは
「LoopPay」の仕組みについて
分かりやすく「Apple Pay」と真っ向勝負に挑むSamsung。「LoopPay」とは一体どのようなサービスなのか。
まず、ユーザーはSquareリーダーのようなデバイスを端末に差し込み、クレジットカードをスキャンする。
すると、自動的にクレジットカード情報が読み取られ、専用のアプリに同期される仕組みだ。
「LoopPay」の利用方法
クレジットカードの登録を完了し、専用のケースをスマートフォンに取り付けていれば、既存のクレジットカード決済端末にかざすだけで決済することができる。
「LoopPay」はクレジットカードで決済する際に発される電波と同じ電波を発する技術を開発。NFCを利用していないため店舗側に導入障壁は存在せず、既存のクレジットカード決済端末でそのまま使用できるそうだ。
詳しくは以下の公式解説動画からどうぞ!
「Galaxy S6」はワイヤレス決済システムに標準対応か
Samsungが買収したことによってどのようにサービスを展開するのかは不明だが、動画内にもある通り、既に「iPhone 5/5s」「iPhone 6/6 Plus」向け専用ケースを用意している模様。
ここ数日間、次々と新しい情報が明らかになっているSamsungの次期フラグシップモデル「Galaxy S6」だが、専用ケースを必要とせず「LoopPay」に標準対応する見通し。
NFC不要によって店舗側の参入障壁も低く、ユーザーとしても利用場所を選ばずして使用できる自由さがある。一見、「Apple Pay、ピンチか?!」と思うかもしれないが、調べによると「LoopPay」は「Apple Pay」や「Google Wallet」と比べてプライバシーとセキュリティにおいては評価が最下位だったそうだ。それはちょっと…。
海外ではワイヤレス決済サービスが盛り上がってきて何よりだが、日本は一体どうなるのだろうか。
(via Cult Of Mac)