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フリー素材の天使が結婚、溢れるエモーション。新婦の友人代表として登場、最高の会で感動

ざわめく会場、歓声が響く空間。最高の瞬間、感動に包まれた幸せな日

Yuka Kawamura wedding photos 05

3月某日、大雨の中、僕は結婚式会場にダッシュしていた。

直前まで次女を抱えながら長女の習い事の送り迎えをして、子どもたちにシャワーを浴びさせてから義母にバトンタッチ。しかし今日は友人の晴れ舞台。美容院に行く時間は取れなかったが、サイドは良い感じに剃れた。久しぶりの髪をセットしたが、なかなか上出来だ。

到着時間がギリギリすぎた僕は、駅から小走り。なんとか受付時間には間に合ったが、汗だく。上出来だった髪型も、風呂上がりのパパに戻っていた。ガッデム。いやこれでも僕は頑張ったんだ、仕方ない。

汗が少し引いてきたところで、挙式会場へ移動した。娘が生まれて以来、結婚式に参列するたびにバージンロードを歩くお父さんに感情移入してしまう。

Yuka Kawamura wedding photos 04

お父さんは、最初から涙目。新郎に娘を託してから見守る目はウルウルしていた。僕も泣かずにはいられなかった。いずれ僕も似たような場所で、同じような感情を抱くのだろうか。すでに感情が持たない。(※娘は現在、5歳と3歳)

素晴らしい挙式を終え、披露宴会場へと移動した。すべての人がミニマルでエレガントな格好と手荷物で来ている中、僕は巨大なバックパックを背負って会場入り。カメラボディ2つにそれぞれレンズをつけて有志カメラマンとして撮影に挑んだ。業者かよ。

Yuka Kawamura wedding photos 45

僕は緊張していた。実はこの日、友人代表の挨拶という大役を任せられていたのだ。

スピーチの原稿や約1カ月前ほどに完成したが、実質的に練習ができたのは2週間前から。毎朝明け方、隣部屋で寝ている子どもたちを起こさないよう細心の注意を払いながら、「ただいまご紹介に預かりました〜」で始まる原稿を何度も何度も繰り返し練習してきた。

原稿は暗記しない派だ。むしろ本当は言いたい要点だけを箇条書きにアドリブで話したいところだったが、コロナ禍と子育てで他人と話す機会が激減し、言葉を発する能力が著しく低下していると自覚していた僕には、失敗リスクが高すぎると判断。話しては、話した内容を書き起こし、スキマ時間に原稿を読み直して練習を重ねた。

いざ本番。しかしすでに本番に至るまでのわずか数十分の間に、3つのハードルが目の前に現れた。

1つ目は、新婦の勤め先社長による素晴らしいスピーチ。2つ目は、新郎の10歳甥っ子による、10歳とは思えない完璧すぎる乾杯の音頭。3つ目は漫才形式による新郎の友人代表の挨拶。非の打ち所のないスピーチ、完璧な乾杯の音頭、尖ってた漫才のあとに、36歳の白メガネゴリラが新婦の友人代表として挨拶を行うのだ。情報量の多さ以上に、数年ぶり手震えが止まらない緊張感だった。

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挨拶の出来は、60点ぐらいだろうか。まあ終わったことは良しとしよう。

初めて出会ったのは、ポーカー素材の撮影。あれから企業案件、地方創生、テレビ出演などの現場を共にしながら、面接練習をしたり、スタバ前で号泣したり、卒業制作をしたり、様々な時間を共にしてきた。結婚かあ。本当に感慨深いものがある。

河村さん、結婚おめでとう。晴れ舞台の写真は、もちろんフリー素材だ。

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更新日2023年04月01日
執筆者g.O.R.i
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