Apple、iTunesにおける「The Interview」の配信オファーを辞退していたことが明らかに
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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)へのハッカー攻撃を受け、公開中止が決定した話題の北朝鮮映画「The Interview」。公開を中止したSPEに対し、オバマ大統領自ら「間違いだった」と指摘しつつも、アメリカ政府としては北朝鮮政府が「深く関わっている」と断定。その後、北朝鮮が否定し共同捜査を提案、中国が批判するなど、予想以上に大きな問題となっている。
「今後公開する予定は一切ない」と発言した数日後、気が変わったのかSPEは一部の劇場で放映することを発表。テキサス州のアトランタとオースティンの映画館が取り扱うことが明らかになっている。
SPEは多くの劇場やオンラインストリーミングサービスに放映の打診をしているようだが、なんとAppleも配信先の候補に含まれていたようだ!The New York Timesによると、iTunesで「The Interview」の配信オファーを受けていたことが判明した!
アメリカ政府を通じてiTunesにおける配信を打診
ソニー・ピクチャーズにとって公開を予定していた映画を中止するのは大打撃の他何でもない。1つでも放映に報じてくれる映画館があるだけでも大バンザイなのだ。「The Interview」に共演するSeth Rogen氏(冒頭の写真右)は上映されることについてTwitterで大喜びしている。
The people have spoken! Freedom has prevailed! Sony didn't give up! The Interview will be shown at theaters willing to play it on Xmas day!
— Seth Rogen (@Sethrogen) 2014, 12月 23
ただ、SPEとしてはより多くの人にリーチしやすいオンデマンドサービスで配信したいところ。これらの情報に精通した人物によると、最近、政府を通じてiTunesで配信できないか打診したと伝えられている。Appleは少なくとも直近で配信をしたいという意向はなく、辞退した模様。
ソニーは「Crackle」というオンデマンド動画配信サービスを持っているが、自社サービスにも関わらず「The Interview」の配信は実現さず。放映開始日は今月25日。国内ではあまり話題になっていないが、オバマ大統領が出てきていることを考えると間違いなくオオゴト。蚊帳の外から動向を見守っていきたい。
(via 9to5Mac)