20%のアプリは一度しか起動されていないことが明らかに!ホーム画面にアプリが多すぎて…
【img via Instagram and other Social Media Apps by Jason A. Howie】
App Storeのランキング上位に入るためには単なるアプリのダウンロード数だけが多ければ良い訳ではない。他にもどれほど頻繁にアプリを起動してアプリを使っているかを測るDAUやMAU、継続率、レビュー数や評価などが指標としてランキングロジックに組み込まれていると言われている。
これまでは金さえあればApp Storeのランキング上位に入ることはそれほど難しいことではなかった。ただし、「iOS 8」の正式リリースに向けてAppleはユーザーにインセンティブを与えるブーストアプリの取り締まりを大幅に強化することを発表した他、人為的に操作されたユーザーレビューや評価は削除する方針であることが明らかになった。音楽をダウンロードするアプリも機能を見直すよう指摘されているようだ。
今後、App Storeのランキングで露出したい場合はユーザーから正当な評価を得られるようなアプリを開発する重要性が増している。完全な実力主義になりつつある状況の中、アプリデベロッパーにとってグッドニュースがある!最近のユーザーは、ダウンロードしたアプリを1回だけではなく、2回目以降も起動してくれる傾向にあるということが明らかになった!
5つに1つのアプリは1回しか起動されていない…けど4年前より改善されている!
Re/codeによると、5つに1つのアプリは1回しか起動されていないということが最近の調べによって明らかになった。2割は2回目以降起動されない、と言うのはかなり厳しい数字であるようにも思えるが、4年前は一度しか起動されないアプリの割合は25%にもあったそうなので、わずかではあるがアプリデベロッパーにとって状況は以前よりは追い風となっている。
一度しか起動されないアプリをジャンル別に見ると以下の通り。「スポーツ」と「ゲーム」は一度起動されて二度と起動されない可能性が高い。「写真」「飲食系」「ニュース系」「エンタメ」が続く。
一方、2回目以降起動される可能性が高いのはアプリジャンルは「ヘルス&フィットネス」「ソーシャルネットワーク」「天気」となっている。
この統計データを公開したLocalyticsによると、アプリが2回目起動されないのは一般的なiOSユーザーは端末内に数多くのアプリをインストールするため、リテンション(継続利用)が下がる傾向にあるのではないかと分析している。
(via Re/code)