Adobe IllustratorとInDesign、「macOS High Sierra」で正常に動作しないことが判明
「Adobe Illustrator」と「Adobe InDesign」は「macOS High Sierra」で正常に動作しないことが報告されている。いずれまたは両方のアプリを使っている人はmacOSの最新バージョンへのアップグレードを控えましょう。
「Illustrator」では、「Apple File System」との互換性に問題が発生している模様。新規でインストールを試みるとエラーが表示され、既にインストールしている場合はアプリの起動時、ファイルを開く時や新規作成時に不具合が起きているとのこと。
カラーマネージメントやブラッシュやライブコーナーウィジェットのレンダリングにも影響を及ぼしているとの報告もある。
現状、アップデートで修正されるのを待つしかない
現状、APFSの互換性に関する不具合を修正する方法はない。Adobeは、同社のエンジニアが問題の解決にあたっていることを明らかにしている。
一方、InDesignに関しては、カーソルがモザイク画像として表示されてしまう不具合が起きているとのこと。こちらも解決策がなく、エンジニアが大至急で解決にあたっている。
「macOS Hight Sierra」はファイルシステムの変更、「HEVC」や「Metal 2」の対応、既存アプリの使い勝手向上など様々な改良が加えられている一方で、今回の「Adobe Illustrator/InDesign」のように既存のアプリが動作しない可能性はある。
現状、動作しないことが報告されているアプリは「Autodesk」「AutoCAD 2017」「Ulysses 3」「2Do」「Transmit」など。
他にも「Final Cut Pro」や「Logic Pro」の旧バージョンやOffice for Mac 2011は「macOS High Sierra」で動作しないことが発表されている。
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(via MacRumors)