compagnonの「Element Backpack」がKickstarterに登場、理想のバックパックに限りなく近かったので即支援した
ついに出会ってしまったかもしれない、僕の理想に限りなくちかいバックパックに
僕はバックパックに対するこだわりが人よりもかなり強いと自負している。サイズは少なくとも30リットル以上、ショルダーストラップの厚みや背面のクッション性、ヒップベルトやPC用ポケットの有無など様々な条件があり、これらをすべて満たすことができるバックパックはなかなか見つからなかった。
ついに出会ってしまったかもしれない。僕の理想に限りなくちかいバックパックに。
クラウドファンディングサイト「Kickstarter」でプロジェクトを開始したcompagnonの「Element Backpack」はロールトップ型のカメラバックパック。業界でも採用するブランドが増えているX-Pac VX21を使用し強度と重量を両立し、クッション性の高いショルダーストラップやヒップベルトによって高いフィット感を実現している。
カメラを持ち運べる旅行用バッグとしても優秀な構造
「Element Backpack」の基本容量は30リットルとなっていて、ロールトップ構造になっているため最大12リットル相当を追加することができ、最大42リットルまで拡大することができる。
バックパックの重さは2kg。このサイズ感としては比較的優秀で、約2.6kgもあるNOMATICとPeter McKinnonがコラボしたカメラバッグ「The Camera Pack」に比べて軽量化されている模様。おそらく「The Camera Pack」は強度を高めるためにバックパック全体にフレームが入れられていると見られ、純粋に物理的な耐久性で比較すれば今回紹介している「Element Backpack」の方が劣るかもしれないが、その強度がなければ心配になるような生活をしていないため、僕が困ることはなさそう。
とは言え、寸法を見る限りでは外側と内側に2cmほどの厚みがあり、中に入れるカメラ機材は安全に持ち運ぶことができそうだ。各ポケットの使用・収納イメージは下記画像をどうぞ。
PC用ポケットも用意され、その下にはベルクロテープで着脱可能なポケットを取り付けるエリアが用意。ケーブルや周辺機器を入れることができるようだが、詰め込みすぎるとメインポケットに入るカメラ機材と干渉してしまいそう。
メインポケットには収納する機材に合わせて仕切りを調整できる仕組みが用意されている。僕の場合はこれほど大量の機材を持ち運ぶことはまずあり得ないので、カメラ機材用に一部を仕切り、残りを普段用の荷物を入れるための収納エリアとして使うことになりそう。
基本的にはカバンに直接機材を入れる構造になっているようだが、理論上は別途カメラキューブを用意してその中に収納することもできそう。逆に言えばカメラキューブがない分、メインポケットを埋めるだけの機材がない場合はうまく配置を考える必要がありそう。
バックパックを背負った時の本人から見て右側にメインポケットに素早くアクセスすることができるサイドポケットが用意されている。このサイドポケットのフタ部分にもベルクロで貼り付けることができるポケットが用意され、メモリーカードなどを収納できるそう。
ロールトップ部分はカメラ収納用のメインポケットと分離されていて、必要に応じてファスナー式の仕切りを開ければ1つの巨大なロールトップバックパックとしても使えることもできそう。中にはファスナー式のポケットもある。
カメラバッグとして珍しく小物用のポケットが用意されている。ロールトップバックパックという構造上配置できる位置は限られているが、背面の手前に前へせり出す構造を持ったポケットが設置されている。メッシュポケットや伸縮するポケットが複数用意され、ケーブルやペン、モバイルバッテリー、ポータブルSSDなどを収納することを想定しているようだ。その上にはクイックアクセスポケットのようなフリップ型ポケットもある。
両サイドにサイドポケットもあり、基本的には三脚を置くことが想定されている。その内側にはまた別のサイドポケットがあり、最大1.5リットルのドリンクボトルを収納できるそうだ。
バックパックとしての基本性能は申し分なしなのだが、僕が特に魅力を感じてるのはハーネスシステム。ショルダーストラップ、ヒップベルト、背面のクッション性がこれまで見てきたバックパックの中でもトップクラスと言っても過言ではない。
例えば、大容量で人気の「PeakDesign Travel Backpack」は見た目こそ格好良く優れているが、背面のクッション性は浅く、ショルダーストラップも細い。僕の気に入っている「WANDRD PRVKE 31」のショルダーストラップの幅があり見た目よりは背負心地が良いものの、背面のクッション性は十分ではないと感じる。NOMATICとPeter McKinnonがコラボしたカメラバッグ「The Camera Pack」はショルダーストラップは厚みもありロードリフターがあるが、背面は「WANDRD PRVKE 31」と似た構造と素材を使用している模様。
僕が現時点で最も背負心地が良いと思っているのは「Tortuga Outbreaker」シリーズのハーネスシステム。まるで登山用バックパックのような高いクッション性を誇り、人によっては「やりすぎ」と評価するかもしれないが、10kg以上の機材を背負って10km近くあるのであれば、ハーネスシステムは機能性に匹敵するほど重要。
厚みのあるロードリフター付きのショルダーストラップ、ポケット付きの着脱可能な分厚いヒップベルト、クッション性の高い背面パッドがすべて完備され、背負心地が良くないはずがない。
カメラバッグの中には単なるストラップを付けて「ヒップベルト」と呼んでいるメーカーもいるが、「Element Backpack」は十分なクッション性がある模様。compagnonはこのハーネスシステムを「CarryLite」エルゴノミックバックパネルと呼んでいる。
今回、compagnonが発表した「Element」ラインナップはバックパック以外にも2種類のスリングバッグも用意されている。個人的にはバックパック以外考えられないので支援する候補には入らないが、どちらもバックパックと同じ魅力が詰まっているようだ。
開始数日しか経っていないがすでにプロジェクトは達成し、一部リワードも早速売り切れてしまっているほどの人気を博している。興味がある人は早めにチェックするべし!
するどいwww
「ついに出会ってしまったかもしれない。僕の理想に限りなくちかいバックパックに。」←何回か見たような…(笑)