Manfrottoのボール雲台をアルカスイス互換に換装する方法
L字プレートを活かすべく、Manfrottoのトラベル三脚「Befreeアドバンス」のプレートをアルカスイス互換に変更
三脚を買うなら最初からしっかりとしたものを買ったほうが良い、という先人の知恵に学び、昨年末にManfrottoのトラベル三脚「Befreeアドバンス」を購入した。
ボール雲台の搭載、1.25kgの軽さ、最大8kgの耐荷重、折畳時41cmのコンパクトさが決め手だったが、センターボール雲台「MH494-BH」はクイックリリース構造を採用。付属するプレート「200LT-PLプレート」はアルカスイスと互換性があるものの、クイックリリースの構造上、L字プレートは使用できない。Manfrotto純正のL字プレートを使う手もあるが、プレート単体で320gもあり即却下。
解決策は、Manfrottoボール雲台のアルカスイス互換に換装すること。Manfrottoの携帯性を活かしながら、より幅広いアルカスイス互換製品が利用可能になる。
Manfrottoのボール雲台をアルカスイス互換に換装するまで
アルカスイス互換雲台に変更するためのアイテム
換装手順は、同じくbefreeアドバンスを使っていた「登山を楽しもう」の解説記事を参考にした。Manfrottoのクランプをアルカスイス互換のものに変換するボスと、アルカスイス互換のNeewer製アルミクランプを購入。六角レンチはボスに同梱されているため、工具の用意は不要だ。
Manfrotto→アルカスイス互換への換装手順
Manfrottoの雲台を外す
早速Manfrotto befreeアドバンスを改造する。まずはManfrottoのクイックリリースプレートを外す。中央にある六角ネジを外すだけだが、それなりに力が必要。
変換ボスを取り付ける
次に変換ボスを取り付ける。上下があるが、2つに分かれているほうをアルカスイス互換プレートに取り付けるため、上に向くように載せる。
アルカスイス互換プレートを取り付ける
最後にアルカスイス互換プレートを取り付ける。アルカスイス互換プレートにはネジ径を変換するネジ。今回は使用しないため、予め取り外しておこう。
Manfrottoのクイックリリースプレートの硬さを思い出し、換装したアルカスイス互換プレートはしっかりと締めよう。
アルカスイス互換プレートでL字プレートが活きる
アルカスイス互換のプレートに換装したことで、今まで通り使うこともできる。
またL字プレートを雲台の真上に取り付けることができ、重心の位置を揃えられるようになった。
三脚としての使い勝手は変わっていない。プレートのサイズはほとんど変わらず、脚の間に収まっている。
Manfrottoのトラベル三脚「Befreeアドバンス」は、持ち運びが苦にならない三脚だ。今まで三脚を使う機会がなかった僕が撮影時に「今日は三脚も持っていこう」と思うためには、軽さとコンパクトさは重要。アルカスイス互換に換装したことで、さらに使い勝手が良くなった。