感覚を研ぎ澄ます。R3+大三元レンズでスナップする、夜の秋葉原と渋谷
狙った構図が撮影できないからこそ楽しい、夜のストリートフォトグラフィー
理想的な構図を徹底的に追求し、撮影に成功したときの達成感は相当なものだ。一方で、被写体や構図が全く予想できない状態で街に繰り出し、一期一会の瞬間を収める撮影も刺激的だ。脳内で「こういう構図で撮りたいな」と思っても、理想どおりになることのほうが少ないからこそ、感覚が研ぎ澄まされる。
仕事で撮影した帰りに、秋葉原と渋谷で撮影した。使用した機材はCanon EOS R3と2本のレンズ。RF15-35mm F2.8 L IS USMとRF70-200mm F2.8 L IS USMだ。
滅多に足を踏み入れない未知の場所、秋葉原
秋葉原に私用で訪れることは滅多にない。だからこそフレッシュな気持ちで撮影できると思って挑んだが、街の雰囲気に馴染めず思うような成果を上げられなかった。夜になるとキャッチの女性も増え、カメラを構えていることにも必要以上に気を使う。自分の趣味で他人を不快にしたくない。
粘りに粘ったが、早々に諦めた。高架下のマツキヨと隣のGiGO(旧SEGA)が好みだが、人物写真の”ストリートフォトグラフィー感”も悪くないかな。
”口直し”に渋谷へ。ホームタウンは落ち着く
1枚でも満足できる写真が撮れたら御の字だが、欲張りな僕はあえて渋谷に寄り道して”口直し”の撮影を決行。高校3年間、社会人5年間、その他度々遊ぶたびに繰り出していた渋谷は、自分にとって”ホームタウン”。当時から駅構内は複雑になり、迷路化。外の景色は見るたびに変わっているが、渋谷の空気は落ち着く。
「白Tシャツで乳首が立っていてもイケメンなら許される?!」の街頭アンケートを実施した際に、表参道と原宿では大多数の人に捨てられた空き缶を見るような目で見られたが、渋谷は次々と協力する人が出現。だから渋谷が好きだ(単純)。
残念ながら渋谷もビビッと来るような写真には出会えなかった。センター街付近の写真は渋谷らしさを表現できたと思うが、もっと追い込めた気がする。また機会があればチャレンジしたい。
なかなか諦めきれず、電車に乗るギリギリまで粘ってやろうとカメラ片手に駅まで歩いていたところ、この日一番好みの写真が撮れた。夜のユニクロがまさかこれほど格好良く映るとは、自分でも知らなかった。何年も、何回も、この出口を通っているが、この日は輝いていた。諦めない心、大事。
ゴリミーでは今後、定期的に撮影記事を公開していく予定。ニュース性はまったくないが、息抜きとして楽しんでもらいたい。
ありがとうございます!カメラを持っているというだけで「嫌だ」って思う人まではケアしきれないですけど、こういう時代なので思いやりを持って生きていきたいですね。
写真もエモいですけど「自分の趣味で他人を不快にしたくない」が最高にかっこいいですね!
カメラは日頃見る世界を別の視点から見るきっかけになるので、日常に変化不足を感じる人ほど、良い趣味になると思ってます!!僕みたいに日常に変化をつけづらい人にとってもピッタリ!
撮り方一つで変わるもんですねえ…