渋谷→銀座→浅草。24年ぶりに再会した米国人ファミリーを観光案内してきた
小学生時代にお世話になったファミリーに日本を案内しつつ、24年ぶりに話して楽しい時間を過ごした
アメリカに住んでいた頃、近所に住んでおり遊んでもらっていたアメリカ人家族と24年ぶりに日本で会えることになった。母親から突然来日することが言い渡され、自分が仕事で行けないから、代わりに案内をしてほしいとの連絡がきた。母親の連絡はいつも思いつきで、唐突で、計画性がない。
ちなみに僕は名前こそ覚えていたものの、アメリカ人家族との思い出が全く思い出せずにいた。母親に写真を見せてもらっても、当時の思い出を語ってもらっても、何も思い出せなかった。
24年ぶりの感動の再会になるはずが、僕の記憶力のせいで台無しになってしまう。同行してくれた弟は事細かい思い出を話せるほど覚えている。細かい昔話は弟に託すことにして、僕は「アメリカ人よりアメリカ人らしい」と当時評されたリアクションでカバーしていこうと誓った。
再会の瞬間は、渋谷スクランブルスクウェアの1階。渋谷らしい人の多さと他人に対する無関心さが絶妙なバランスの交差点で、僕らは落ち合った。会っても思い出は蘇らなかったが、なんとなく顔は思い出してきた。
しかし僕にとっては、初対面だろうと感動の再会だろうと何も変わらない。アメリカ人家族の息子は3回目で、下手な日本人より日本の歴史や文化に詳しい。夫婦は初めての日本。とにかく全員にとって日本旅行が良い思い出になるよう、全力を尽くすのみだった。
当初は上野や浅草周辺を散策する計画だったが、なぜか「渋谷にいる」との連絡が届き、急いで向かった。宿泊先は上野周辺だったが、山手線で原宿に降り立ち、徒歩で渋谷まで歩いたらしい。車社会のアメリカ人があの距離を、この炎天下で歩いたことに驚かずにはいられなかった。
渋谷と言えばハチ公とスクランブル交差点……かな?
渋谷と言えば、とりあえずハチ公とスクランブル交差点だろう。まずはハチ公で記念撮影。観光客でごった返しており、ささっと撮影した。
次に井の頭線ホームの横にあるエリアから、スクランブル交差点を眺めてもらった。平日の昼間ということもあり、人通りはそれほど多くなく、インパクトに欠ける様子だったが、一応「有名な観光スポットを見た」ということで良いのではないだろうか。
続いて渋谷スクランブルスクエア内を少し案内したが、観光するような場所ではない。展望台「SHIBUYA SKY」を提案してみたが、それほど興味なさそうだった。まああれは写真を撮る目的が無ければ、1回見れば十分だもんなあ。
なんとなくヒカリエに移動し、見た目が派手な階段や夜にライトアップする川を紹介した。本当は渋谷スクランブルスクウェアのビルにある形の特殊なビルボード広告を見せたかったが、とにかく暑かったので彼らの体力を考慮して見送った。それなりに興味を持ってくれたようで良かった。
渋谷→銀座。GINZA SIX、博品館TOY PARK、ドン・キホーテを案内
駅に戻り、駅のホームが特徴的な銀座線を案内して銀座に向かった。買い物をしたいと聞いていたので、銀座ではGINZA SIXを案内し、蔦屋書店に連れて行ってみた。何を買ったのかは把握していないが、何かほしい物が見つかり買ったそうだ。
甥っ子のためにミニカーを買いたい、と言われたため、次に博品館TOY PARKを案内した。途中でドン・キホーテ銀座本館があったので、連れて行ってみた。色々と買い込んでいたので、楽しかったのだろう。息子はフィアンセのためにShupattoを買っていた。
買い物を終え、銀座から浅草へ移動した。今回の撮影テーマは「日本ならではの瞬間を捉える」。記念写真だけではなく、改札を通る様子から買い物をしているときなど、日本で過ごしたことがわかるような写真を目指した。案内しながらの撮影は難しかった……。
この日は、被写体の近くにいながらも画角に収められる広角レンズが大活躍。この日撮った写真はRF15-35mm F2.8 L IS USMで撮影した。
銀座→浅草。また買い物しつつ、浅草寺見たり、お茶したり
浅草に到着した頃には、日差しが少し落ち着いてきた。まずはかの有名な雷門を見せなければと向かったところ、観光客で賑わっていた。記念撮影も正面は撮れなかったが、まあ良いでしょう。せめて大提灯の巨大さを覚えててもらうために、隙を見計らって撮影した1枚。賑わっている場所では、ストリートスナップで得た経験が活きる気がした。
浅草寺に向かって仲見世通りのどこかで休憩を挟もうと思っていた。アメリカ人家族はいくら休もうと言っても「まだまだ元気」とばかり答えるので、”和っぽい何か”を探して一休みしようと思っていた。
個人的には寿清庵の抹茶クレープが食べてみたかったが、八十八浅草で抹茶ラテを飲むことにした。甘ったるくない抹茶をラテとして味わってもらえたはず。全員美味しいと言ってくれていた。
浅草寺でお参りなどについて解説後、雷門のほうへ戻りながら、途中で浅草そらつきで5本入りの串団子を買った。
これは見た目も可愛く、味も美味しく、喜んでくれたと思う。日本文化大好きな息子は、何だかよく分からずにラムネ味を選んでいた。さすがのチャレンジ精神。
アメリカ人家族は特に写真を撮っている様子もなかったので、浅草寺や仲見世通りのいわゆる「浅草っぽい写真」も撮っておいた。
夜は事前に予約してあった、いわゆる居酒屋で集合。そこから丸投げ母親と父親が合流して宴を楽しんだ。なおその居酒屋は、食事こそ可も無く不可も無しだったが、身体の大きいアメリカ人家族にとって狭すぎたようだった。また店員の態度が悪く、フォークをお願いしたら逆ギレされた上に汚かったので、二度と使わない。
居酒屋は2時間で追い出されたため、ルノアールでデザートを食べ、解散した。
24年ぶりの再会だったアメリカ人家族との時間は充実していた。歩かせすぎたこと(だって歩きたいって言うから……)、思っていたよりも写真が撮れなかったこと(もっと指定して撮ればよかった……)など、反省点はあるが、僕自身も良い経験になった。
いくら当日に向けてあれこれ調べても、計画どおりにことは進まない。でもそれは良い。結果的に観光案内した相手が喜んでくれたのであれば、それで十分だろう。
あんまり主語は大きくしたくないので「この店員さんの場合」という前提のもとで一応お伝えしておきたいのですが……日本人の店員さんではありませんでした。アジア圏の人ではあると思いますが、日本語の訛りから、日本人である可能性は低いかと思いました。非常に残念でしたが、まあ仕方ないですね!それも日本の経験、ということでw
お疲れ様でした、24年ぶりにあえて、良かったです、きっと親父やお袋さんは、かなり☺️嬉しかったかと思います。、親孝行ができて、良かったですね。でも、夜に寄った居酒屋の店員さんの態度が悪く、汚いフォークを持って来た事がとても残念です。情けないと日本人ながら思います。
きた!!!マジですか!!BEB5、ちょっとチェックしておきます!w情報ありがとうございます!
おつかれさまでした!(笑)
外国人にとって、魅力的な日本を、僕自身がもっと堪能しなきゃなーと思わされました!
ちなみに今夏に行った沖縄恩納村にあるBEB5(星野リゾート)はゴリさん好みでオススメです☺️
ですよね、同じものをかっても25%オフなんですもんねw そりゃあ買うわ……!僕が生きているうちに円高になった海外で豪遊してやるんだ……(素人
ドル高ユーロ高って外国人観光客から見たら天国でしょうね。ぼくもドイツ人の友人を案内したら「日本は(ドイツより)25%安いね」と言われました。そんなに安いならぼくも買い物しまくるよなあ、と感じました。