「MateBook X Pro」を見て「Appleもっと頑張れ」と思った
MacBook Proにはまだまだデザイン改良の余地がある。画面の上下左右には分厚いベゼルがあり、小型化の余地があるからだ。
Huaweiが「MWC 2019」にて新型ノートコンピューター「MateBook X Pro」を正式発表した。ダイヤモンド・カット・エッジを採用した本体の仕上がりや、ロゴも会社名のみにするなど、昨年のモデルから外観がより洗練されているようだが、最も魅力的に感じたのはそのディスプレイ。
MacBookにいもベゼルレスディスプレイを
ベゼルレスと言っても過言ではないほどベゼルをギリギリまで削ぎ落とし、画面対本体比率は91%を実現。ディスプレイ解像度は3,000×2,000となっていて、ピクセル密度は260ppi、明るさは450ニト、コントラスト比は1,500:1となっている。
本体の厚みもMacBook Proの13インチモデルの最厚部より0.3mm薄く、最薄部では3mmも薄くなっている。
Wi-Fiも高速化され、最大1,733Mbpsで通信可能に。
搭載されている2基の「Thunderbolt 3」ポートは40Gb/sのフルスピードに進化。
CPUはIntelの第8世代Coreプロセッサ「i7 8565U」を搭載。
13インチモデルというコンパクトな筐体にNVIDIAのGPUが搭載されていることやMacBook Airのようなデザインも羨ましいと言えば羨ましいが、最もAppleに実現してもらいたいのはやはりディスプレイだろう。
左右上下に全くベゼルがないディスプレイはやはり美しい。美しいだけではなく、同じ13インチディスプレイを搭載しても本体を小型化できるため、Appleの向かっている方向性と一致しているように思える。
TFIのアナリストMing-Chi Kuo氏によると、15インチモデルは最大16.5インチのディスプレイを搭載し、13インチモデルは32GBのRAMが搭載可能になるという。メジャーアップデートするのであれば、ベゼルレスになることを期待したい。