【レビュー】節水シャワーヘッド「アラミック シャワープロ・プレミアム」に交換してみた
シャワーヘッドは意外と重要だ。ワンタッチで出水・止水や水量を変更できる機能は、あることに慣れるとなんだかんだで使うことが多い。
最近引っ越したのだが、もともと付いていたシャワーヘッドが放水すること以外何もできないレベルの低いシャワーヘッドだったので、生まれて初めてシャワーヘッドを変更することに。特にこれと言った下調べをせずに、ビックカメラで物色している際に良さそうだった「アラミック 節水シャワープロ・プレミアム」というシャワーヘッドを購入してみた。
求めていた条件は出水・止水ボタンがあること、そして本体が軽いこと。節水はそもそも条件に入っていなかったが、毎日の積み重ねで無意識に水道代が節約できることを期待して節水シャワーヘッドをチョイス。
取り付け方法や実際の使い勝手などを含め、紹介する!
全メーカーに対応するアダプター同梱、取り付けは簡単
このアラミックシリーズには他にも何種類かあるようだが、このプレミアムモデルは節水効果が最大60%となっていて、出水・止水ボタンや水量調整レバーが用意されている、店頭に並んでいた最も高機能そうなモデルだった。他のモデルは節水効果が50%以下だったり、水量調整機能がなかったりしたので、これを選んでよかったと思っている。毎日使うしね。
「肌に優しく強い水流を、一般的なシャワーの約1/2の水量で実現しました」と書かれれている。少ない水量で強い水流を実現……?
今回、僕はシャワーヘッドを初めて交換したがが、交換はものすごく簡単でシンプル。パッケージの背面にも書いてあるが、すべてのメーカーに対応したアダプタが同梱されているため、現在使用しているシャワーヘッドとマッチするものと取り付けて、ヘッドをさらに取り付ければ完了。
「アラミック シャワープロ・プレミアム」の外観
パッケージを開けてみるとシャワーヘッド本体の他、上記にあったアダプタが4つ入っていた。
シャワーヘッド本体は思っていたよりも高級感があり、作りもしっかりとしている。
これが肝心なヘッドの部分。これまで使用していたシャワーヘッドよりも穴が小さく、多く、配置が分けられている。
裏側には水量調整レバー。シャワーを使いながら人差し指で簡単に操作できる。程よく反発があるので誤操作の心配もない。
表側にあるのが出水・止水ボタン。シーソー型のボタンになっているが、個人的には押して切り替えるタイプが良かった。
旧シャワーヘッドから新シャワーヘッドへ交換
それでは早速シャワーヘッドの交換を行う。これが新モデルのシャワーヘッド。冒頭でも紹介した通り、アダプタを使用する必要がある。
そこで、旧シャワーヘッドをチェックしてみよう。根元の方を見ると……
……「KVK」と書いてある。つまり、これはKタイプのアダプタを使えばいいらしい。
シャワーヘッドを回転させながらシャワーホースから外す。こんなに簡単に外れるものだと、生まれて初めて知った。
そして、新しいシャワーヘッドを取り付け、ついに作業完了!簡単すぎる!
節水が体感できる水の出方、水量は十分だが範囲が狭い
「アラミック シャワープロ・プレミアム」にシャワーヘッドを交換してから数日間経ったが、僕の感想としては「やっぱり節水シャワーヘッドは節水なんだな」という感想だ。
出水・止水をオン・オフを切り替えられるのはやはり便利だ。毎回蛇口のレバーを上げ下げすることなく、手元でワンタップで操作できるので重宝している。
問題は放水の仕方だ。シャワーヘッドの写真にもあった通り、「アラミック シャワープロ・プレミアム」の放水口は中央に集結している。つまり、限られた水量でギュッと絞り出すのでホースの口を潰して水流を強めるのと同じ原理ではないかと推測している。
そのため、中央の水流が強く、外側の水流がそれほどでもない、という状況になり、結果的に水が当たっている範囲が非常に狭く感じる。
これは、実際にシャワーを手で持って身体を洗う人にとっては全く問題ないが、置いたままシャワーを浴びる人にとっては少々使い勝手が悪い。僕は少し物足りなさを感じる。
一方で、この水量と水流を通常の6割程度の水で実現しているのは凄いことだ。確かに水量は少ないことは実感できるが、水量調整レバーで水量を最大にすれば途端に勢いが増す。
むしろ、強すぎて肌に突き刺さるようなシャープな水流になるため、頭を洗う際には気持ち良いかもしれないが、この水量で顔を洗った日には逆に肌が荒れそうな勢いだ。
「アラミック シャワープロ・プレミアム」で満足しているかどうかで言うと、正直不満は残るが、節水シャワーヘッドはそういうものだと思うので、使い続けているうちに気にならなくなることを期待して今後も使っていきたいと思う。