Mark Zuckerberg、Facebook公式アプリのメッセージ機能を廃止した理由を説明
【img via Facebook Messenger app by Janitors】
今年の7月末、Facebookは公式アプリ内におけるメッセージ機能を廃止した。
FacebookのCEO、Mark Zuckerberg氏がユーザーからの質問にリアルタイムで答えるイベント「Q&A with Mark」において、同氏はFacebook公式アプリのメッセージ機能を廃止した理由を説明していたので、紹介する!
「モバイルアプリは1つのことしかできない」
Zuckerberg氏によると、Facebook公式アプリからメッセージの送受信機能を切り離した理由として、「より良いユーザー体験を提供できるから」と述べ、メッセージアプリの重要性について語った。
Facebookは、モバイルアプリは基本的に1つのことしかできない、と考えている。Facebook公式アプリの主要機能はニュースフィード。1日100億通のメッセージが送受信されているメッセージ機能を利用するためにわざわざFacebook公式アプリを開き、ロードし終わるのを待ってからメッセージタブをタップするのはユーザビリティが低いと判断したようだ。
さらに、メッセージのやり取りはSNSよりも利用頻度が高いという調査結果も指摘。一部の国では85%の人口がFacebookを利用しているが、95%の人口がSMSやメッセージサービスを利用しているそうだ。より良いユーザー・エクスペリエンスを提供するために機能を切り分けたとのこと。
Messengerアプリを使っている人の方が反応が早い
切り離した理由は他にもある。Zuckerberg氏によると、Messengerアプリをインストールした人の方がメッセージに反応する時間が短いことが明らかになったそうだ。よって、メッセージのやり取りをする人が同じ条件で互いのメッセージを読むことができるように、メッセージの送受信をするためにはMessengerアプリをダウンロードするようにしたそうだ。
現在はMessengerアプリがインストールされていれば、Facebook公式アプリ内からMessengerアプリに切り替えることが可能。そしてメッセージが終了した場合、画面上部をタップすればFacebook公式アプリに戻ることができる。もう慣れてしまったせいか全く不自由していないが、皆さんはどうだろうか。
僕の周りではニュースフィードは見ないがメッセージは仕事で使う、という人も多い。国内においてはLINEでメッセージのやり取りする人の方が多いため、Facebookの判断は結果的に良かったのかもしれない。あくまでも僕の予想だが、メッセージ機能を切り離したことによってFacebook公式アプリも軽くなったはず!
語られた内容の全文(英語)はThe Vergeに掲載されているので、読みたい人は以下からどうぞ!
(via The Verge)