iOSデザインの未来は?フラットデザインと最近の流行
Appleがフラットデザインを採用するのは当然の流れ?!
「iOS 7」は極めてフラットなデザインになる、と言われている。既に数えきれないほどの様々なiOSのデザインコンセプトが登場しているが、実は既にフラットデザインは世の中に浸透しつつあるようだ!
デザイナーであるTim Green氏は自身のブログでApp Storeにある人気アプリを例に今後のiOSデザインとフラットデザインについて分析しているので紹介する!
人気アプリアイコンは既にフラットデザインを採用
まずGreen氏はApp Storeの人気アプリアイコンに注目している。見ての通り、どのアイコンにもストライプなどのテクスチャーや光沢は見受けられない。
2007年はテクスチャーや光沢を取り入れたアイコンデザインが主流だったが、今は既に2013年。5年前のデザインから進化するのは当然の流れである。最近、FacebookやGoogleもアプリのデザインを変更しているが、「iOS 7」がフラットなデザインを採用するから合わせた、という可能性は限りなく低い。
ここ最近のデザイン傾向をAppleが気づいていない、もしくは無視したとしたらそれはそれでかなり話題になりそうだ。そういう意味でもAppleがフラットデザインを取り入れるというのは当たり前とも言える。
iOSデザインにおける最近の流行
ここからは最近のiOSアプリにおけるデザインの傾向について分析し解説する。
カード型インタフェース
最近よく目にするのがカード型インタフェース。MailboxやFoursquareなどに見られるデザインだ。
これまでのiOSで採用されていたカットイン型インタフェースよりも一度に見れる情報量が多いことがメリット。Pinterestが初めて採用したと言われている。
カードスタック型インタフェース
Google ChromeとEvernoteはカード型インタフェースでも複数のカードを重ねて表示するスタック型のインタフェースを採用している。今後この手のデザインは増えるのではないかと予想している。
ボタン周りの枠の排除
これは個人的に「確かに!」と思ったところなのだが、最近のアプリはボタンらしいボタンはなく、ボタンのアイコンだけが表示されている。ボタンらしさを表現していたボタン周りにあった枠を排除し、アイコンのみをタップ領域として表示することが最近の流行りだ。
Facebookをはじめ、タップするとメインのカラムが右にスライドしてメニューが表示されるハンバーガー風のアイコンがきっかけとなっているようだ。
ボタン文言も時代遅れ
これも今まで気付かなかったのだが、戻るボタンに「戻る」や「Back」という文字を見かけなくなった。これも最近の傾向で、iOS純正のミュージックアプリや先日リニューアルしたFacebookもこのデザインを取り入れている。
「iOS 7」で採用されるかもしれないフラットデザインの例
最近のiOSデザインにおける傾向を理解したところで、結局「iOS 7」で採用されるであろうフラットデザインはどうなるのか。
Green氏はメッセージアプリを例にフラットデザインを取り入れたアイコンを公開している。左が現在のデザイン、右がフラットにしたデザインとなっている。フォントはHelvectica Neue Mediumを採用し、フォントサイズを26pxに拡大。カラーリングを若干抑えていると書いている。
同氏の別のエントリーではフラットデザインが採用された設定アプリが公開されている。個人的には光沢がない分、眠い印象を受けるのだが、いかがだろうか。
iOSもそろそろリニューアル時!
まとめると、Appleが「iOS 7」でフラットデザインを取り入れるのは当然の流れとも言える。純正のミュージックアプリにあるように既に少しずつ取り入れている様子はあるが、今回のアップデートで大々的に変更される可能性は高い。
正解は1か月後に分かるはず!Jony Ive氏が世の中の流行をどう取り入れつつAppleらしさを反映するのかが、楽しみだ!
(via Medium)