iPad Pro(2021)、正式発表 新機能・発売日・価格まとめ
M1チップとUSB4/Thunderboltポート搭載で、さらなるMac化 4月30日予約開始、5月後半発売
Appleは4月21日、iPad Proシリーズの最新モデルを正式発表した。特徴は、M1チップ、Thunderbolt/USB4ポート、内向きカメラ性能の向上、最大2TBのストレージ、5G対応。12.9インチモデルはミニLED技術を使用したLiquid Retina XDRディスプレイを搭載している。
予約開始は4月30日、発売は5月後半。具体的な発売日は明らかにされていない。
本記事では、iPad Pro(2021)の新機能、発売日、価格をまとめた。購入の参考にしてもらいたい。
iPad Pro(2021)の特徴
iPad Pro(2021)のレビュー
12.9インチモデルを購入し、レビューした。M1チップの搭載により、かつて無いほどハイスペックになった。普段はiPad mini 5を使う人が最新機能を試したので、購入を検討している人は参考にしてもらいたい。
価格、予約開始日、発売日
iPad Pro(2021)は、4月30日(金)より予約受付を開始し、5月後半に発売する。具体的な発売日は明らかにしていない。
国内価格は、11インチモデルが94,800円から、12.9インチモデルが129,800円から。セルラーモデルに2TBストレージを搭載したモデルは279,800円。M1 MacBook Proの1TBモデルよりも高価だ。
悲報:iPad Proの12.9インチモデル、セルラーで2TBにすると価格は279,800円#AppleEvent pic.twitter.com/V6cuAs1qpR
— g.O.R.i(ゴリミー管理人) (@planetofgori) 2021年4月20日
チップ、ストレージ
- Apple M1チップ
- 4つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した8コアCPU
- 8コアGPU
- 16コアNeural Engine
- 8GB RAM:128GB、256GB、512GBストレージ搭載モデル
- 16GB RAM:1TBまたは2TBストレージ搭載モデル
iPad Pro(2021)は、M1 Macと全く同じM1チップを搭載。A12Z Bionicと比べてCPU性能は最大50%高速化、GPUパフォーマンスは最大40%高層化されているという。
M1チップを搭載したことにより、メモリ(RAM)は最低でも8GB。1TBモデルと新たに追加された2TBモデルは、16GBのメモリが搭載されている。ストレージは最大2TBのオプションが用意され、ストレージ性能も2倍以上高速化されている。
Thunderbolt/USB4ポート
iPad Pro(2021)のポートは、従来のUSB-CからThunderbolt/USB4に強化。M1 Macと同じ外部ポートになり、幅広い周辺機器と接続可能になった。
最大40Gbpsのデータ通信、10Gbps Ethernetのサポートに加え、Pro Display XDRを6K解像度で出力できる。
ただし同梱されているケーブルはUSB-Cケーブル。Thunderboltを活かすには、別途ケーブルの購入が必要だ。
デザイン
11インチモデル
- 178.5 x 247.6 x 5.9mm
- 466g(Wi-Fiモデル)、468g(Wi-Fi + Cellularモデル)
12.9インチモデル
- 214.9 x 280.6 x 6.4mm
- 682g(Wi-Fiモデル)、684g(Wi-Fi + Cellularモデル)
通信
iPad Pro(2021)は5G通信をサポートする。ミリ波も対応するが、利用できるのは米国のみ。国内モデルは対応しない。
ディスプレイ・画面サイズ
12.9インチのiPad Pro(2021)は、 Pro Display XDRと同じ仕様を実現したLiquid Retina XDRディスプレイを搭載。ミニLED技術を使用し、最大輝度1,000ニトや1,000,000:1コントラスト比を実現している。
11インチモデルは対応せず、2020年モデルと同じLiquid Retinaディスプレイを搭載する。
11インチモデル
- Liquid Retinaディスプレイ
- IPSテクノロジー搭載11インチ(対角)LEDバックライトMulti‑Touchディスプレイ
- 2,388 x 1,668ピクセル解像度、264ppi
- ProMotionテクノロジー
- 広色域ディスプレイ(P3)
- True Toneディスプレイ
- 耐指紋性撥油コーティング
- フルラミネーションディスプレイ
- 反射防止コーティング
- 1.8%の反射率
- 最大輝度600ニト
- Apple Pencil(第2世代)
12.9インチモデル
- Liquid Retina XDRディスプレイ
- IPSテクノロジー搭載12.9インチ(対角)ミニLEDバックライトMulti-Touchディスプレイ
- 2,596分割直下型ローカルディミングゾーンを採用した2Dバックライトシステム
- 2,732 x 2,048ピクセル解像度、264ppi
- ProMotionテクノロジー
- 広色域ディスプレイ(P3)
- True Toneディスプレイ
- 耐指紋性撥油コーティング
- フルラミネーションディスプレイ
- 反射防止コーティング
- 1.8%の反射率
- 最大輝度600ニト
- フルスクリーンの最大輝度1,000ニト、ピーク輝度1,600ニト(HDR)
- 1,000,000:1コントラスト比
- Apple Pencil(第2世代)
カメラ性能
iPad Pro(2021)の内向きカメラ(TrueDepthカメラ)には、広角レンズではなく超広角レンズが搭載。手の届く場所に置いても、広い視野角によりズームアウトした画角で撮影できる。
新機能として、撮影しているユーザーを常に中心に配置する「センターステージ」が追加。人数が増えると自動的に画角を広げるなど、スマートに画角を調整してくれる。
- 外向きカメラ
- 広角:12MP、ƒ/1.8絞り値
- 超広角:10MP、ƒ/2.4絞り値、125°視野角
- 2倍の光学ズームアウト
- 最大5倍のデジタルズーム
- 5枚構成のレンズ(広角と超広角)
- より明るいTrue Toneフラッシュ
- パノラマ(最大63MP)
- サファイアクリスタル製レンズカバー
- Focus Pixelsを使ったオートフォーカス(広角)
- スマートHDR 3
- 写真とLive Photosの広色域キャプチャ
- レンズ補正(超広角)
- 高度な赤目修正
- 写真へのジオタグ添付
- 自動手ぶれ補正
- バーストモード
- 画像撮影フォーマット:HEIF、JPEG
- 内向きカメラ
- 12MP超広角カメラ、122°視野角
- ƒ/2.4絞り値
- 進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード
- 6つのエフェクトを備えたポートレートライティング(自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明、ステージ照明、ステージ照明(モノ)、ハイキー照明(モノ))
- アニ文字とミー文字
- スマートHDR 3
- 1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps)
- 手ぶれ補正機能を使ったタイムラプスビデオ
- ビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大30fps)
- 映画レベルのビデオ手ぶれ補正(1080pと720p)
- 写真とLive Photosの広色域キャプチャ
- レンズ補正
- Retina Flash
- 自動手ぶれ補正
- バーストモード
バッテリー
- Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間
- 携帯電話データネットワークでのインターネット利用:最大9時間(Wi-Fi + Cellularモデル)
Magic Keyboardにホワイトモデル追加
iPad Pro(2021)の発表に合わせて、AppleはMagic Keyboardのホワイトモデルを発表した。
iOS14.5で解消される問題だからでは?
なんで搭載しなかったんでしょうね?出先での使用を想定してないんでしょうか?
今年のiPhoneには両方搭載されて欲しいですね
M1搭載にはいい意味で「Apple狂ったか!?」と思いました。プロユースの人にとって最上位の価格はさほど気にならないでしょうし、無印iPadとの棲み分けがより明確になったという感じですね。
12インチは同じSoc積んだMacBook Airより高いんですね
リフレッシュレート高いしカメラ両面にあるしで機能面で差をつけた感じでしょうか
Finder入れてくんないかなぁ
macOSは起動できないっすよ、ご安心くださいw 秋のMacBook Proが超楽しみですね〜〜!
MacBook Proよりも高価ならポートを2つにして欲しいかった。M1なんだから、Macで起動できるようになるのか?
真のMacBook Proのスペックが楽しみ!
指紋認証が復活していないのでパス。
今は顔認証はマスクで役立たずなのに何も対応していない。
更にカメラの位置がiPhoneのようには行かないので、顔をわざわざ差し向けないといけないので、ものすごく不便ですね。
性能やばいっすね。私にはオーバースペックなので買うとしたらAir。選択肢として3段階あるのはユーザーにはありがたいです。←appleの戦略ですね!!!