新型iPad mini(A17 Pro)、正式発表。7つの進化をまとめました
噂されていたiPad mini 7が突然発表。Apple Intelligence対応するも見た目に変化なし
Appleは10月15日、新型iPad mini(A17 Pro)を突然発表した。すでに予約を受付開始しており、10月23日(水)に発売が予定されている。価格はWi-Fiモデルが78,800円(税込)から、Wi-Fi + Cellularモデルが104,800円(税込)から。
本記事では新型iPad mini(A17 Pro)がiPad mini(第6世代)から進化したポイントを7項目にまとめた。参考にしてもらいたい。
価格据え置き、ストレージ容量2倍に
前世代は64GBスタートだったが、iPad mini(A17 Pro)は128GBスタート。価格は78,800円からで据え置き。実質的に値下げしている。
A17 Proチップを搭載、Apple Intelligence対応
A17 Proチップは、2つの高性能コアと4つの高効率コアから構成された6コアCPUを内蔵。iPhone 15 Proに搭載されていたチップだ。前世代のA15 Bionicチップに比べてCPUパフォーマンスは30%向上、GPUパフォーマンスは25%向上している。Neural Engineは前世代の2倍高速だという。
ソフトウェアベースのレイトレーシングよりも4倍高速なハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングのほか、Dynamic Cachingとハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングにも対応する。
なお余談だが、従来のiPad miniは「iPad mini(○世代)」というネーミングを採用していたが、今回は「iPad mini(A17 Pro)」となった。MacBook AirやMacBook Proと似たネーミングスキームに切り替わっている。
ピンク廃止、ブルー登場。パープルの色味変更
iPad mini(A17 Pro)は、4色展開。スターライトとスペースグレイにくわえて、前世代で提供されていたピンクと代わってブルーを追加。パープルは淡い色味に変わって登場している。
Bluetooth 5.3、Wi-Fi 6E対応、USB-Cポートが改良
Bluetoothは「5.0」から「5.3」に、Wi-Fiは「6」から「6E」に進化している。
またこっそりUSB-Cポートが進化している。従来はUSB 3.1 Gen 1に対応しており最大5Gbpsの転送速度だったが、iPad mini(A17 Pro)はUSB 3.1 Gen 2仕様になっており、最大10Gbpsに高速化されている。
Apple Pencil Proに対応、つまり買い換えの必要あり
前世代はApple Pencil(第2世代)に対応していたが、iPad mini(A17 Pro)はApple Pencil Proをサポート。つまりApple Pencilを使うのであれば、買い換える必要がある。
Apple Pencil Proに対応したことで、M2 iPad Proの独自機能だったApple Pencilのホバー機能に対応。ディスプレイに触れずにホバーしながら操作できる機能で、Apple Pencilを利用した操作性の向上が期待できる。
写真のスマートHDR 4対応
iPhone 13シリーズ以降のiPhoneで対応した「写真のスマートHDR 4」に対応。写真のクオリティ向上が期待できる。
なおiPhone 15以降は「スマートHDR 5」を採用。iPad mini(第6世代)は「スマートHDR 3」だった。
物理SIM廃止、eSIMオンリーに
従来はnano-SIMとeSIMに対応していたが、iPad mini(A17 Pro)はeSIMのみとなった。物理SIMでiPad miniを利用したい場合は注意が必要だ。
「8万切る価格ですんごいの出してきた!」と思ったのは自分だけなのかな。変化は乏しいけど、着実な進化はしてるし、価格は逆に下げてきたし、かといって低スペックでもないし、iPadの中で1番ほしいかも。
iPad miniのリリース待ちでair11インチかこれを買おうか考えてましたが、スペックアップはほぼ無しであと2年くらいはこのままだと仮定すると、今回のminiにはいろんな意味で「むむむ….」とモヤっとしますね。
まあでも難しい位置づけですよね。Airよりは明らかにスペックは劣るけど、無印ほどの位置づけではないから……てことはやっぱりエントリーモデルなのかなぁ??うーん……
もっと驚きの進化を期待してましたが、マイナーチェンジでちょっとガッカリ😞
価格を抑えたところから見るに、かつてのミドルっぽい立ち位置からエントリーモデルの位置付けになった感じですかね。