iPhone 12、外向きカメラの3Dセンサー搭載モデルは「少なくとも1台」か
2020年の新型iPhone、外向きカメラにも正確な深度情報が取得可能なセンサーを搭載か
Appleは、3Dセンサーを搭載した外向きカメラを持つ新型iPhoneを、少なくとも1台は発表する可能性がある。Fast Companyが報じた。
Appleの情報に定評のあるアナリストMing-Chi Kuo氏は昨年7月、2020年の新型iPhone(iPhone 12)のうち、3Dセンサーを搭載した外向きカメラを持つモデルは2機種存在すると予測していた。
ポートレートモードやARアプリの精度向上に期待
Fast Companyによると、新型iPhoneの外向きカメラに搭載される3Dセンサーは、VSCEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER=垂直共振器面発光レーザ、読み方は「ビクセル」)を使用したToF(Time of Flight)センサー。
ToFセンサーは、被写体に対して照射した光の反射が届くまでの時間を利用して三次元情報を計測する仕組み。数メートル離れた距離にある被写体も認識でき、正確な深度情報が取得可能になる。
原理は内向きカメラのTrueDepthセンサーと似ているが、使用が数センチ程度の距離に限られる点が最大の違いだ。
外向きカメラに3Dセンサーの搭載により、ポートレートモードやポートレートライティングの品質は改善されるだろう。AR(拡張現実)アプリの精度も向上し、応用範囲が広がる可能性も期待できる。
「iPhone 12」は、5.4インチが1機種、6.1インチが2機種、6.7インチが1機種の合計4機種が発表される見通し。デザインの刷新や5Gの対応も噂されている。
(Source: Fast Company via MacRumors)これまでのニュースをチェックする
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