iPhoneの機種変更に伴い、Apple PayのSuicaを移行する方法
国内の「’Apple Pay」は2016年に発表されたiPhone 7、iPhone 7 Plusおよび「Apple Watch Series 2」から利用可能になり、2017年以降、買い替える人は既存の「Apple Pay」情報を旧端末から新端末に移行する必要がある。
「Apple Pay」に登録しているSuicaはどのように情報を引き継ぐのか。JR東日本の公式サポートページに寄ると、旧端末で一度Suicaを1枚ずつ「Wallet」から削除(サーバーに退避)し、新端末で再登録する必要があるとのこと。
日頃の生活に欠かせない重要なおサイフサービスなので、その移行方法について解説する!
旧端末から新端末にSuicaを移行する方法(iPhone / Apple Watch)
1. 「Wallet」アプリのSuicaを選択し、右下の「i」ボタンをタップ
まずは旧端末の方で作業を行う。「Wallet」アプリの中から登録しているSuicaを選択し、「i」ボタンをタップ。
2. 下までスクロールし、「カードを削除」をタップ
残高が残っている場合、「カードに残高があります」という警告が表示されるが、新しい端末で利用するために「削除」をタップ。
これでJR東日本が言う「サーバーに退避」した状態になるようだ。
3. 「Wallet」アプリを起動し、Suicaを登録
続いて、新端末の方で行う作業だ。「Wallet」アプリを起動し、Suicaを登録する。右上にある「+」ボタンをタップすると下記のような画面が表示される。「クレジット/プレイペイドカード」と「Suica」という2つの選択肢が表示されるので、「Suica」をタップする。
初めてカードを登録する場合、この先はSuicaID番号と生年月日が求められるが、サーバーに退避したカードがある場合、なんと「Suica」をタップすると先ほど削除したカードが何事もなかったのように表示されるのだ。
「次へ」をタップし、待っていると数秒後にアクティベートが完了。僕の場合、カード削除から登録まですべて1分以内で終えたが、サーバーが混み合うと遅れる可能性もあるため、移行作業は時間に余裕がある時にやりましょう。
複数枚同時に行ってもOK、Apple Watchはペアリング解除前に行うように
上記の一連の流れを解説する動画も公開されていたので、載せておく。
この移行方法は複数のカードをまとめて退避した場合でも、動画内にある通り、サーバー上にあるSuicaとして認識されるため、順次取り込むことができる。
注意点としては、旧端末と新端末が同一の「Apple ID」でサインインしている必要がある。また、Apple WatchのSuicaデータを引き継ぐ場合、ペアリングを解除する前に上記操作を行う必要がある。
「Apple Pay/Suica」を利用中の人で、新機種に買い替える予定の人はこれらの作業をお忘れなく!