iPhone 12、スリープ状態で電池が減る不具合が一部で報告
ハードウェアではなくiOSの不具合である可能性
iPhone 12の一部モデルで、スリープ状態にも関わらずバッテリーが減り続ける不具合が報告されている。
通常は使用状況に応じてバッテリー残量が低下する。ところが一部モデルではスリープ状態にも関わらずバッテリー残量が低下。Apple Communityの投稿によると、電池残量が1時間ごとに4%低下していたという。
5Gの無効化、バックグランドアプリの更新オフも効果なし
同様のトラブルを報告するコメント数は、1,000件以上に上る。5Gの無効化、バックグラウンドアプリの更新オフなどの対策を講じても改善されず、就寝中に電池残量が20〜40%も低下する場合があるそうだ。
毎年、新型iPhoneの発売直後は「電池持ちが悪い」との報告が上がるが、多くは機種変更直後のデータ同期によるものだ。iPhone 12 ProはiPhone 11 Proより電池持ちが1時間短いが、端末を使用していない時のバッテリー消費が、使用している時と同じになる状態は正常な動作ではない。
以下のグラフでは、問題が起きている端末のグラフ(上)は、低電力モードを有効時でも同じペースで電池が減っている。正常な端末のグラフ(下)では、なだらかな傾斜を描き電池が減っている。
バッテリーが必要以上に消費されてしまう不具合は、ハードウェアではなくiOSの不具合と見られている。Appleは現在、iOS 14.3のベータ版をテスト中。年内最後のアップデートと予想されており、修正される可能性はある。
iPhone 12シリーズは、auユーザーを中心とした突然圏外になる不具合も報告されている。
コメント(0件)