iPhone 12の劇的進化で、iPhone 12 Proを買う理由が明確になった

iPhone 12とiPhone 12 Proは、共通点が多い。iPhone 11とiPhone 11 Proは物理的なサイズを含む様々な違いがあったが、iPhone 12とiPhone 12 Proは、有機ELディスプレイ、進化した広角レンズ、A14 Bionicチップ、5G、MagSafe、電池持ちなどが共通している。

違いは以下のとおり。

• アルミニウムボディ（12 Proはステンレス）
• 512GBモデルなし（最大256GBまで）
• メモリが4GB（12 Proは6GBとされている）
• 最大輝度が625ニト（12 Proは800ニト）
• 望遠レンズの非搭載
• LiDARセンサーの非搭載
• Apple ProRAW非対応
• 光学手ブレ補正（12 Proはデュアル光学手ブレ補正）
• ナイトモードポートレート非対応
• Dolby Vision対応HDRビデオ撮影は最大30fpsまで（12 Proは最大60fps）

iPhone 12とiPhone 12 Proの違いが、良い意味で分かりづらくなった

iPhone 12とiPhone 12 Proの違いを書き出してみると、iPhone 12の”お得感”が昨年以上に増している。iPhone 11は、液晶ディスプレイや防水性能など「明らかにコストを抑えているであろう要因」がいくつかあり、電池持ちも1時間短かった。今年は、いずれも仕様が共通している。良い意味で違いが分かりづらくなった。

iPhone 12 Proを選ぶべき理由は、カメラ性能だ。iPhone 12 Proは、望遠レンズとLiDARセンサーを搭載し、ナイトポートレートモード、Apple ProRAW、デュアル光学手ブレ補正、最大60fpsのDolby Vision対応HDRビデオ撮影をサポート。iPhone 12も昨年よりカメラが進化しているが、カメラ性能にこだわるのであればiPhone 12 Proを選ぶべきだ。

またiPhone 12 Proのメモリは6GBと噂されている。iPhone 12では利用できないカメラ機能の処理に使用することが目的と考えられるが、メモリ不足を感じるのであれば、iPhone 12 Proを選んだほうが良いだろう。

カメラやメモリなどが必要なければ、同じ128GBモデルでもiPhone 12を選べば16,000円の節約になる。64GBモデルで十分ならば、なんと21,000円も安くなる。