エアコン室外機用の遮熱シートを導入。冷房の効きが改善、電気代の節約に期待
室外機を冷却すればエアコンの効きがよくなり、設定温度を高められるため節電が期待できる
日傘、冷タオル、塩分チャージタブレッツなどの熱中症対策が欠かせないほど暑い日々が続いているため、自宅内ではエアコンが欠かせない。
電気製品が多く、黒いアイテムで統一した僕の書斎は西向きと南向きにそれぞれ窓がある灼熱ルーム。日中エアコンを入れておいても、明け方には34度近くになっている。
近年、エアコンの効きをよくする”裏技”として「エアコンの室外機に濡れタオルを置く」対策がSNSで度々話題に上がる。2018年の記事によると、この仕組みは「理論的に効き目がよくなる可能性はあります」としている。
エアコンは、室内機が室内の空気を吸い込み、熱だけを奪い取って室内に冷たい空気を吹き出しています。奪い取った熱は、室内機と室外機の間を循環している冷媒を通じ、室外機へ運ばれます。そして室外機は屋外の空気を吸い込み、室内から運ばれてきた熱と合わせて外に吹き出すという仕組みです。
このとき、室外機が吸い込む空気の温度が低いほど、多くの熱を放出できるため、エアコンの効き目がよくなるといいます。
強調はゴリミーによるもの
エアコンの効き目が良くなれば、設定温度を必要以上に下げなくても体感温度が下がり、電気代の節約に繋がる可能性がある。ダイキンは、「設定温度を1℃上げると、設定変更前より約10%の節電効果があるとされています」と案内。電気代の節約効果は期待できそうだ。
よって「室外機を冷却すればエアコンの効きがよくなり、設定温度を高められるため節電が期待できる」となる。最高だ。やるしかない。
そこで導入したのが、明和グラビア室外機用遮熱シート。製品説明によると、「取り付けるだけで太陽光による天板の温度上昇を抑える」としており、取り付けていない状態と比べて約24℃差もの遮熱効果があるという。
遮熱シートはフロアマットのような質感で、カッターでサイズ調整が可能。予め薄く切り目が入っており、定規を合わせながら丁寧に切れば簡単に切れる。
タイルデザインが表側。裏面は光沢のあるグリップ感のある素材が採用されている。
室外機に載せてみた。予め入ってあった切り目に沿って切ることにする。
室外機への取り付けはマグネットで行う。四隅に指定された形で遮熱シート側に取り付ける。
設定してみた。遮熱シート自体が薄いため、取り付けていても一体化しており、目立つ場所に室外機がある人でも安心して取り付けられるだろう。
では実際に遮熱シートは効果があったのか。
細かい条件を揃えた計測ではないことを前提として、以下の2点において効果を実感している。
1つ目は、確実に表面の温度が低下していること。遮熱シートの無い状態で撮影した日は最高気温34℃で天板温度は49.3℃。後日撮影した日は最高気温38℃だったが、天板温度37.9度となっていた。計測した時間帯はほぼ同じ。天板の温度は10℃以上低くなっていた。
2つ目は、設定温度を下げられるようになったこと。エアコンの設定温度は27℃だが、部屋の温度は26℃。導入前はエアコンを26℃に設定していたため、節電に繋がっている可能性がある。
「書斎ハブ」は部屋の温度、「エアコン」は設定温度。気候は外の温度
科学的な検証ではなく恐縮だが、僕だけではなく妻も違いを体感している。リビングルームの室外機に導入後、妻が「なんか冷房の効きがよくなっている気がする」として、部屋の温度を1℃上げた。僕も寒くなっていると体感していた。遮熱シートの効果と言っても過言ではないだろう。
節電効果は計測が難しいため割愛するが、温度を下げることで節電になるのであれば、節電効果は十分に期待できるだろう。
明和グラビア室外機用遮熱シートは設置が簡単で価格も安い。効果も実感しており、冷房の効き改善および節電に繋がる可能性が高い。
夏はこれからが本番。益々暑くなり、エアコンが欠かせない日々が続くだろう。是非この機会に遮熱シートを導入してもらいたい。
効きが良くなっていることも良いですが、室外機そのものの寿命にも影響しそうな気がしてて、個人的に導入して良かったと思っています!
こんな物があるのですね。買ってみたくなりました。