【レビュー】 MYSTERY RANCH 3Day Assault CL:ゴツさの先にある圧倒的使いやすさ

ミリタリー仕様ならではの使い勝手の良さが光る、普段使いでも活用できる作りが魅力

Mystery ranch 3day assault cl review top

僕はバックパックに対するこだわりが強い。見た目、背負心地はさることながら、PC用ポケットの有無、ファスナーの仕様、小物用ポケットの配置や数など、デザイン性と使い勝手のバランスを踏まえて気に入ったバックパックを常に探し求めてる。

使い始めて約4カ月。現在のお気に入りは「MYSTERY RANCH 3Day Assault CL」。これまで使用してきた”イマドキ”なデザインとは打って変わって、デイリーユースとしては目立つミリタリー仕様のバックパックだ。

MYSTERY RANCH(ミステリーランチ)は、「機能性」「背負い心地」「品質」「耐久性」の伝統の基に築かれた、米国モンタナ州ボーズマンを拠点としたブランド。2000年からミリタリー、ハンター、森林消防隊、登山家のために、過酷な現場で本当に使える職人手製のバックパックを作り続けている。
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これまで購入したバックパックの中でも最も高価だが、背負心地の良さや拡張性の高さはトップクラス。3ジップデザインや側面に配置されたポケットは想像以上に使いやすい。

フューチュラヨークシステムによる抜群の背負心地

バックパックは背負心地が極めて重要だ。16インチ型MacBook Pro、各種ケーブルや充電器、カメラ機材など、フル装備で外出する時は10kg近い重さになってしまう。

3Day Assault CLは、背面長の無段階調整を可能にする「フューチュラヨークシステム」をサポート。バックパックにあるショルダーハーネスは背中のカーブに合わせて模られ、面長を適切に調整すると背中のカーブとピタッと重なり抜群のフィットが得られる仕組みになっている。僕の体型に完璧にフィットした状態で背負うことができるため、重荷を分散させることができる。
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ショルダーパッドも厚みがあり、クッション性が高い。バックパックを肩に寄せるロードリフターも用意され、肩周りのフィット感も細かく調整できる。
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今となっては自分自身で調整できるが、買った当初は自信がなく専門ショップでスタッフに調整してもらった。背面パネルはクッション性や通気性の高い構造ではないが、バックパック全体が背中に密着するため抜群の背負い心地を実現している。

3Day Assault CLは、不要時に収納できる「ライブウィングウエストベルト」が用意されている。重荷を腰へ逃がすことにより、肩への負担が大幅に軽減される。
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現在は、某フリマサービスで購入した「MYSTERY RANCH CONTOUR WAIST BELT AERO」を取り付け、ヒップベルトを補強。さらなるホールド感とフィット感を手に入れた。
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ポケットの配置が合理的かつ使いやすい

抜群の背負心地に加え、3Day Assault CLはポケットの構造および配置が優れている。一見使いづらく見えるが、合理的な位置にあり各ポケットに入れた荷物にアクセスしやすい。

蓋部分にある大型ポケット2つが便利すぎる

メインポケットの蓋に大型ポケットが2つ用意されている。バックパックを立てた状態で、最もアクセスしやすいのは上部。ここに大型ポケットが配置されることで、日常的に使用する小物が出し入れしやすい。
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上のポケットはAirPods Pro、ペン、メガネ拭き、USB-C to Lightningケーブルなどを入れている。
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その下はタオルと、必要に応じてカメラを入れている。EOS RPとRF35 MACRO IS STMMatador Camera Base Layer for DSLRに収納している。素早く取り出すことができるため、使い勝手が良い。
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3ジップデザインはあらゆる中身にアクセスしやすい

3Day Assault CL購入前は、ミステリーランチの特徴でもある3ジップデザインが使いやすいと思えなかった。購入後、この仕組みはダッフルバッグとバックパックのいいとこ取りであるとわかった。
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Y字型に配置された3つのジップにより、横ジップ2つを開けばバックパックの上部にアクセスでき、縦ジップを開けば下部の荷物に手が届く。正しくパッキングすれば、荷物を詰め込んでも内部にアクセスしやすくなる。
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3ジップデザインを活かす、メインポケットの内側を沿うように配置されたポケットも秀逸だ。耐衝撃性やクッション性はないが、深さのあるポケットとジップ付きポケットが左右に2つずつある。僕は、ハンドサニタイザーやエコバッグ、財布や鍵などを収納している。
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この配置は、メインポケットに荷物が詰まっていても荷物にアクセスしやすい。ジップ付きポケットは、貴重品を入れるポケットとしても使える。ゾイドバッグとの相性も良さそうだ。
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PCポケットはあるが、メインポケットを仕切っただけ

3Day Assault CLは、その外観からは想像しづらいがデイリーユース向けを想定している。バックパックの内部にはPC用ポケットおよびドキュメントスリーブが用意されている。

いずれもメインポケットと共有されており、特にクッション性はない。そのため、16インチ型MacBook Proを持ち運ぶ時は「BookZip」に入れている。PC用ポケットは底面から浮いた位置で止まるフォルスボトム構造になっている。
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ドキュメントスリーブはベルクロテープで固定する構造。幅に余裕がなく、A4サイズ用のファイルは入らない。
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MOLLEウェビングが予想外に便利

3Day Assault CLの”ミリタリー感”を強調しているのは、MOLLEと呼ばれるウェビングシステムだろう。ウェビングにポーチやカラビナ、その他付属品やアクセサリーを簡単に取り付けられる仕組みが魅力だ。

僕はカラビナ型バックハンガー「HERO CLIP」、速乾性タオル「Matador Nanodry Towel」などを取り付けている。
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最近は、FORAGER POCKETを取り付け拡張。バックパックを開かずに小物へのアクセスが容易になった。
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weekend(er)のティッシュカバー「TENTE」DSPTCH製のパラコードキーホルダーに取り付けて使用している。
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3Day Assaultの容量は30リットル。容量拡張用として、デイパックリッドをMOLLEに取り付けた。デイパックにもなるため、使い勝手が良い。

使っているうちにのめり込んでいった3Day Assault

3Day Assaultを買う前は2Day Assaultを使っていた。外観もそっくり、サイズはほぼ同じ、機能もほとんど変わらず、3Day Assaultの半額以下だ。
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左が2Day Assault、右が3Day Assault

3Day Assaultの欠点は、バックパック本体の重量が約2.1kgもあり、何も入れなくても重さがあること。2Day Assaultは1.4kgしかなく、デイリーユースに特化するのであればおすすめだ。
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僕はヒップベルトが欲しくなり、3Day Assaultにアップグレードした。容量の差は3リットルだが、実際に使ってみるとそれ以上に感じる。
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3Day Assaultの定価は77,000円。簡単に手を出せる金額ではないが、買って良かった。デイリーユースがメインであれば2Day Assaultでも十分だが、重い荷物を運ぶ機会がある人はヒップベルトのある3Day Assaultのほうがおすすめだ。

3Day Assaultは米軍特殊部隊をはじめ諸外国の特殊部隊や法務執行機関の採用実績があるバックパックがベース。ミリタリー志向に近代的な要素を一部加えた構造であり、外観を含め、その世界観が根強く残っている。

存在感があり、ちょっとした外出でも背負っていると「キャンプ行くの?」「家出?」「旅行行くの?」と聞かれてしまう。ただし逆に言えばそれ以外目立った欠点がなく、背負心地、各種ポケットへのアクセスの良さ、拡張性は、これまで所有してきたバックパックの中でもずば抜けて優れている

今後も新しいバックパックを買うだろうが、3Day Assaultは長く使い続けることになりそうだ。

MYSTERY RANCH 3Day Assault CL
9.2/10
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更新日2020年07月26日
コメント(2件)

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  1. Windowsの小部屋

    おお、私も3day持ってましたよ〜!
    見た目が、完全ミリタリーですごく目立つし、でかいし、重いし、ロッカーには入らないですが、確かに背負い心地は抜群なんですよね〜。数年前に11連休をとって夏に関西方面に旅行して街中を一日40〜50キロを歩いたりしたのですが、ずっと背負ってても疲れにくかったんですよね。
    結局3年ぐらい酷使したら傷んだので売っちゃったんですが、いいリュックでした。ゴリさんの記事を見ていたらいくつか改良が為されているみたいなのでまたモスグリーンでも買おうかな

    1. g.O.R.i

      3dayユーザーからのコメント、嬉しいー!!!!!

      僕は2キロクラスのバックパックばっかり持ってるのでそれほど気にならないですが、普通に考えて重いですよね笑。にしても11連休で歩きまくるの、すごー!!!ヒップベルトは標準のまま使いましたか??数年前ということは、BVSモデルで標準でウィングが付いてたモデルですかね!?

      僕の使ってるクラシックはとてもいいですー!!こんなに気にいると思いませんでした!!!!笑。

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